2017年4月20日 (木)

コインパーキングの経済学

 コインパーキングの料金体系を観察ってしたことがありますか?
 
 観察してみると、けっこういろいろな料金体系があります。例えば、1日最大1000円とか1600円という打ち止め料金を持っているものと持っていないもの。半日でも終日でも安心して止められるから、打ち止め料金があるところはたくさん停めてくれるかもしれません。しかし、長時間駐車されるため、1日に2回転くらいしかしなかったりすると、売上の極大化の観点では壁があることになります。
 
 逆に、10分辺りの料金はちょっと安めで、1~2時間以内の駐車用途でどんどん活用してもらって、1日に10台、20台の車が代わる代わる駐車しているところは、もしかすると5千円以上の売上を1日で上げてしまうかもしれません。しかし、夜間に一晩通して停めておこうという利用者は使わないでしょうから、夜間は空きがちになると思います。そのため、夜間料金は、60分100円とか、安く設定されることになります。
 
 また、時間当たりの料金も10分100円という表示もあるし、20分200円、30分300円という表示もあります。駐車時間は20分前後かな?という時に、19分だと、それぞれ200円、200円、300円となるし、21分駐車すると、300円、400円、300円と変化します。絶対に20分以内に戻ってこられるなら10分100円か20分200円の駐車場がお勧めですが、ちょっと手間取って25分になるかも?という場合には、30分300円の駐車場も悪くないということになります。たった100円ではありますが、時間の刻みをどうするかで、利用者を選別しているということでもあります。
 
 さらに立地条件によって料金も違います。20分300円といった高い駐車場から200mも行かないところに20分100円という駐車場があったり。しかし、その場合、かなり狭い一方通行に面したところにあって、しかも朝の8時前後は通学路として車両通行止め。だからこそ、近所の人にしか利用されないので、料金を安くして、近所の需要を取り込むのだと思います。逆に高い方は、わかりやすいところにあって、高くても駐車してもらえるわけです。
 
 料金体系を見ていると、その立地の良し悪しやその立地における顧客ニーズなどが透けて見えてくることになります。商業地の通りを走っていると駅に近いところは、通り沿いにはコインパーキングはありませんが、200mくらい離れてくるとポツポツと見かけるようになります。そして、徐々に料金が下がってきて、大きな川を渡る橋の手前のコインパーキングが一番安い。当然ですね、橋の向こう側の人は利用しないので、半径100mの円を描いた時の潜在顧客のマーケットは半分欠けてしまいます。そうなると、価格勝負しかありません。
 
 といった観点で、コインパーキングの観察をすると経済学の需要曲線と供給曲線の理論が実感として感じられるように思います。

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2017年2月21日 (火)

タクシー料金の話

 昨日、中央区新川1丁目の永代通りから東京駅八重洲口までタクシーに乗りました。松井建設の本社ビルのあたり、日本政策金融公庫東京中央支店のあたり、と書くと場所が思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。
 
 従来の730円の初乗り料金が410円になって威力を発揮するかと思いました。タクシーは、新川一丁目の交差点を左折して永代通りを離れ、700mほど直進。突き当りを右折して、八丁堀交差点で新大橋通りを渡り、宝町ランプ入口を過ぎ、京橋一丁目で昭和通りを、日本橋三丁目で中央通りを超えて、東京駅八重洲口に真正面から近づきます。
 
 そのあたりで運賃のメーターは、890円。運転手さんが「おかしいなぁ、値下げ前は、あの辺からはワンメーターで東京駅まで着いたんだが」と言います。結果として料金は、970円でした。
 
 これは、時間距離併用制運賃の影響だと思います。これは、タクシーに乗車中、信号待ちや渋滞などにより、走行速度が10km以下になった場合や、乗客の都合により、タクシーを待機させる場合に適用されるもので、1分30秒までごとに80円が加算されます。大きな通りを渡る信号で停車した場合、大通りの青信号の時間は長いので、1分くらいは停車することになります。すると、加算距離237mの2/3くらいは走ったものとみなされることになり、信号が青になってすぐにメーターは80円上がってしまいます。
 
 新川から東京駅までは1.3キロくらいなので、2キロ730円の時代であれば、信号待ちなどがあっても、それで行けたのでしょう。しかし、初乗り1.052キロで410になると、すぐに237mごとの80円加算の区分になって、ここでは信号待ちが大きく響くということになるのだと思います。
 
 と言うことは、日中の都心では、若干の違いなら、距離よりも大きな通りを走って、信号による停車時間を極力減らすことが運賃を節減するコツなのかもしれないと思いました。参考にしていただければと思います。

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2017年1月13日 (金)

本年の日本経済

 明けましておめでとうございます。

私どもの事務所では、毎年、年初のミーティングで、私自身、そして、スタッフが顧問先で会話をしていく際のネタにしたり、いろいろな話をする際のベースになるようにという意図でこれから1年間の日本経済を見通すような話をしています。

 これを作る際に、例年は、1月3日に掲載される日本経済新聞で財界人とエコノミストにアンケートをした記事を素材の1つにしていたのですが、今年は載っていませんでした。あまりにも当たらなかったからでしょうか(笑)。

 どう当たらなかったかというと、GDPは、1.0~1.7%伸びるだろうという予想が、昨年10月のIMFの予想では0.5%程度と大幅に外れ、株価についても「17,000円ないし18,000円~22,000円」というレンジから大幅に外れて、14,864.01円から19,000円ちょっとと言うことで、年初からほとんど上昇しないだけでなく、下限の17,000円を大幅に割り込んでしまったというところ。

 14,000円台の株価を付けた2月の欧州金融不安、6月のブリグジットなどは、それほどの天変地異ではなく、前年のうちから「いろんなこともあるかもね」という話の1つとも言えるので、予想する側が甘かったということかもしれません。と言うことで、予想は当たらないという前提で、ダイヤモンドなど経済誌の特集なども併せて、私が話したのがこんなところです。

 GDPは、1.0%から1.2%がエコノミストの読みですが、人手不足で賃金アップなども顕在化してきたりするはずで、個人消費が刺激されたりすれば、1.2%を超えることもあってもよいし、しかし、中国が「引き続き緩やかな減速を狙う」中で、急速な減速があったりすれば、その影響で1.0%にも届かなかったりなど、読めないとするのが正しい読みかな?と思ったりしています。

 株価は、昨年の反省からエコノミストらの予想は15,000円から22,000円という分布になっていますが、私は細かいですが、15,250円から21,000円かなと。下が端数がついていますが、ようは15,000円までは下がらないだろう、割らないだろうという意味合い。上の21,000円は、2015年央の高値がこの辺りですが、そこまで行っても、何か事件で腰が折られるであろう・・・みたいな予想です。だって、欧州の各国の財政不安も中国の不良債権・国内不安や北朝鮮やトランプやいろいろ事件のネタは昨年のまま解消していませんので。

 2017年は、「7」の年。ちなみに1987年ブラックマンデー、1997年アジア通貨危機で世界同時株安、2007年サブプライムローン問題での株価急落(翌年リーマンショック)なんです。2万円越えまで行ったところで、どっと5千円下げたりすると、私の勝手な予想が大当たり!ということになります。

 この後、ミーティングでは、地価の動向やお客様である中小企業の状況へと話が展開するのですが、そこはお会いした時にお話しすることといたしましょう。

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2016年12月28日 (水)

お金で人が動かない時代?

 クリスマスの晩、ドミノピザの店舗でピザの受け取りに来る人で行列ができて、店のオペレーションが大混乱したという記事を見かけました。記事の雰囲気では、「ピザを配達ではなく、受け取りに来るならピザもう1枚が無料」というキャンペーンに魅かれて多くの注文が集まったという雰囲気で書かれていました。
 しかし、数か月に一度程度ですが、ドミノピザを利用している私からすれば、このキャンペーンは普段からのルールであり、車で受け取りに行くという作業をたまにしている次第。つまり、この混乱は、クリスマスのパーティにあたって「そうか! ドミノだったら、1枚無料でほかのピザ屋さんより安いんだ」と気づいた人が多かったということかと思います。
 しかし、あと1つ、私の推測に過ぎないのですが、混乱の原因の1つに店舗でのアルバイト店員のシフト割れがあったのではないかと思うのです。「今の若い人は」という言い方はしたくないのですが、美意識としてクリスマスにアルバイトなんかしているのは恥ずかしい、寂しいという感覚があるのではないでしょうか。草食系の時代なので、若い人すべてにクリスマスデートの予定があるとは思いません。しかし、バイトしているのはあまりにも寂しいという美意識はあるのではないかと。だから、暇でもバイトにはいかない、店長にお願いされても、すげなく断る。
 人が集まりにくい時期であれば、雇用者側もバイト料1割増しとか、対策を打っているのかもしれませんが、950円のバイト料が1050円になろうと、稼ぎたいときに稼げばいいのだし・・・というのが今の感覚なのではないかと。昔の(要するに我々の年代の)バイトは、3万円より5万円、5万円より7万円とか稼げるなら稼いじゃおう、みたいな雰囲気があったと思います。そして、お金が入れば、バイク買おう、車買おうみたいな「欲」があったと思います。しかし、最近は、「携帯電話代と友達との交際費程度の3万円も稼げれば、それでいいんだ」というバイトが多いというのがチェーン展開している飲食店の社長の話。そのため、ドミノピザの店舗のバイト人数は、たくさんの注文を受けるには耐えられない体制だったのではないかと想像するのです。もともと、ピザ釜というボトルネックを抱えている業態で、バイトが足りなくて、ピザのトッピングなどの製造作業と来店客の対応の両方が降りかかってきたのが大混乱の原因になっているのではないかと。
 日中のアルバイト、パートの時給より深夜の時給の方が高いのですが、これからは深夜のバイトも集まりにくい時代かもしれません。そして、バレンタインデー、クリスマスイブ、正月などは、バイトが確保できないということが一層深刻になるかもしれません。人が集まりにくい時には、時給を上げて・・・というので対応できれば苦労はないのですが、そういう欲がない人が多くなっているのであれば、お金で釣ることはできません。何をインセンティブにするのか、何でモティベートするのか、経営者は悩まなければいけない時代だと思います。と、同時に「欲」って、本当は大事だと思うのですけどね。
 <追記>Web予約サーバーが落ちてしまって、混乱したらしいという情報もありました。ピザの場合、焼き釜がボトルネックになるわけで、各店舗ごとにそのキャパを超えないように予約を受け付けないといけないはずですが、そういうロジックがなかったり、サーバーが落ちて、そのあたりがうまく回らなかった可能性はあります。しかし、12月28日21時現在でドミノピザのホームページにはニュースリリース的なものは見当たらず、何とも後味が悪い状況だと私は思いました。

 

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2016年11月 3日 (木)

「中小企業経営に役立つ会社法の実務相談事例」が出版

 鳥飼総合法律事務所の弁護士である島村 謙 先生が「速報税理」誌に連載されていた会社法相談室の原稿をまとめて書籍となりました。「中小企業経営に役立つ会社法の実務相談事例」という書名です。この連載は、公認会計士・税理士のグループがQ&AのQを作成し、それを受けて島村先生が回答・解説を執筆するという役割分担で作られておりました。そのグループの運営側の代表ということで、書籍には私の名前も編著者として掲載されており、公認会計士・税理士のグループのメンバー8名が帯の中に掲載されています。単行本化するにあたっては、Q&Aのうち3分の1くらいについては会計や税務も係るものであるため、税理士側からも補足説明を付けるという形で、書き下ろしの部分も加えられています。


 中小企業の場合、顧問税理士がいないことも多く、会社の株主総会や取締役会、取締役や監査役といった機関に関する相談や定款の工夫、計算書類と開示、資金調達などのうち法務についても税理士のところへ持ち込まれることが多いと思われます。これを税理士が弁護士にも相談して回答をもらい、さらに税務面の補足を付けて経営者に回答するといった現実的なシチュエーションを書籍の形態で実現するという構成になっております。


 ぜひ、会社法に関しての疑問等の解決に役立てていただければ幸いです。出版社であるぎょうせいのオンラインショップ、アマゾン、楽天では、すでに発売開始しておりますので、そろそろ書店にも並び始めると思います。

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2016年10月 3日 (月)

東京のインフラの整備

 先月、法人税の申告で伺った会社の社長さんが、「東京は、もっと道路にお金を掛けるべきだ。」という話をされていました。建設会社なので、建設需要が増えるという話かと思ったら、そうじゃなかったので、興味深く聞かせていただきましたので、ご紹介です。
 社長いわく、東京23区は、東西、南北共に30キロくらいしかない。時速30キロで走れば1時間で着くところ、日中走ったら、2時間くらいかかるでしょ、とのこと。確かに足立区花畑から大田区蒲田まで、あるいは江戸川区東瑞江から世田谷区喜多見まで車で走ったら2時間かかりそうな気がします。
社長「これじゃ、生産性悪いでしょ、荷物届けるにしても、我々の業界なら取り壊した建物の廃棄物を捨てるにしても、2時間分の労務費が乗っかるわけよ。」
私 「確かに廃棄物の処分だって、処分場まで2回しか往復できないものが3回往復できたら生産性は1.5倍ですね。」
社長「そうでしょ。だいたいね、海外旅行するとわかるけど、東京は、トラックが多い。海外の街の道路って、自家用車ばかりじゃない?」
私 「言われてみればそうですね。海外は、タクシーとかはあっても、セダンのイメージですね。」
社長「そうなんだよ。海外はね、5車線、6車線のハイウェーがあって、そういうところはトラックが走っているかもしれないけれど、日本は、そういうのがないから、街中をトラックが走るわけ。」
私 「なるほど、首都高は、有料ですしね、下を走っちゃうのかもしれませんね。」
社長「そうでしょ。だから、日本は駄目なのよ。」
 ということで、東京の道路をもっと拡張して、さらには外郭環状線なんかは、無料にして、都心を業務用の車が入る量を減らしてあげるような工夫をすると、東京の生産性が上がって、結果として多くの業者が利益を上げられるようになるんじゃないか?ということで意見が一致しました。小池都知事、聞いていますか?

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2016年7月19日 (火)

打ち水の効用

 通勤途上、歩道の一か所だけ打ち水がしてありました。そこを通った瞬間、ヒヤリと涼しい感覚が。「あ~、打ち水っていいなぁ」と思いました。そういえば、打ち水プロジェクトなんていうのがあったなぁと。それに対して、湿度が上がるから、そんなことするなという意見も見かけたことがあります。
 打ち水が涼しいのは、まず、20度くらいの水が60度の道路に撒かれることで、水の温度が10度とか15度上昇する分、道路の温度が落ちるからです。続いて、水が蒸発する際の蒸発熱で道路の熱が奪われるからです。しかし、気化した水は、水蒸気なので湿度を上昇させることになります。問題は、蒸発熱による温度の軽減効果と湿度の上昇のどちらが効果が高いのかだと思います。しかし、葉から大量の水蒸気が放出されている林で「蒸し暑いな」と感じることは少なく、むしろ、樹々があると涼しいと感じると思います。つまり、湿度上昇より蒸発熱による温度の低下の効果の方が多いような気がします。
 水1gの蒸発で奪う熱は、600cal近いようです。もし、東京23区内の昼間人口は、1千万人くらいいるでしょうから、その10人に1人、100万人が350ccペットボトルの水を自宅から持参して、正午に一斉に打ち水したら350トンの水が撒かれ、2億1千万キロcalの蒸発熱で空気の温度が下げられます。これが実現したらどんなことが起きるのだろう?などと考えてしまいました。
 おそらく、冷えた空気は、暖かい空気より重いので、暖かい空気の下に潜り込みます。したがって、23区内の空気が神奈川や、多摩や埼玉に向かって流れだす。おそらく空気が流れだした後には、東京湾の水で冷えている空気が流れ込んで、「いい、風だなぁ」と感じられるかもしれません。ただ、それで東京周辺の暖かい空気が押し上げられて、積乱雲を作って夕立を起こすかもしれません。一層涼しくなります。
 となるか否かは、350トンの水と2億1千万キロcalが大自然に比してどれくらいの規模なのよ・・・ということ次第です。350トンの水って、福島第一原発に1日に流れ込む地下水の量程度です。たいしたことない量なのかもしれません、大自然の規模と比較すると。いや、1日分の量が正午という限定された時間に一気に撒かれたら、やはりすごいのか?
 熱力学と気象に強い方のコメントをお待ちしております。

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2016年5月21日 (土)

ブログを書くということ

 昨日は、税理士会のある支部でキャッシュフロー会計の研修会をしてきました。精算表の中で記入を進めていくという構造をパワーポイントのスライドと手元資料で進めていくのがなかなか困難で、受講者の方々には苦しい思いをさせてしまったかと多少ほろ苦い思いをしながら、研修部長さん他の先生がたとビールはおいしくいただきました。次は、手元配布資料にも列番号、行番号を入れたりしてわかりやすくしよう、顧問先に簡単に配れる簡易版の作成法もレジュメに織り込もうとか、考えたのでありました。

 終了後、受講された税理士さんから「先生のブログ、読ませていただいてます。」とお声がけをいただきました。「ありがとうございます。じゃあ、スキャナ保存の本のご予約もいただけましたか?」という返事をするほど図太くないので、素直にお礼だけ申し上げましたが、プロにも読まれていると思うと、改めて、身が引き締まる思いが。普段は、顧問先の社長や経理の人に語り掛けるくらいの意識で書いているものですから。

 でも、そんな思いをしながら、なんでブログを書いているのでしょうね?と思ったのが、本日のブログのテーマ。ま、1つには宣伝というか、顧問先獲得につながるかな?というのがありました、正直なところ。「佐久間さんと顧問契約すると、こういう話が直接聞けるんだぁ」と思ってもらえるといいな、みたいなところでしょうか。最初にブログを始めた際には、そんなことを考えました。

 しかし、ホームページを見て・・・と仕事の依頼の電話がくることはあっても、ブログを見ていて顧問になってもらおうと思ってという電話がきたことはありません。ということで、あえて言うと自己顕示欲なのか、多少は世間に役立てるかもしれないという出しゃばり心なのか? ちなみに今までで一番閲覧されているのが「資本金の額による会社の見栄え」という記事です。会社を設立するにあたって、資本金をいくらにしようか?とか、資本金3000万円の会社ってどんな規模感?みたいな疑問をお持ちの方が多いのかもしれません。

 ちなみに今年の3月に 「法人が受け取る利息への都道府県民税利子割の廃止」 というブログを書きましたら、高校時代の同級生からコメントが付きました。発信していると繋がれるんだと思いましたが、「ブログ読んでます」というお声がけや旧友との出会いなど、「人と会えるから」というのがブログを続ける原動力なのかもしれません。読まれている方は、ぜひ、私と会った際には、一言「読んでます」と言ってください。ブログを更新するモティベーションになります。で、スキャナ保存の本  のご予約はいただけますでしょうか?(笑)

 

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2016年3月11日 (金)

パスワードは、定期的に変更するべきか(再再考)

 以前、パスワードを定期的に変更する意味はあるのか?という文章を書きました。
http://hsakuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-5bf6.html
http://hsakuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_96af.html

 書いたのはなんと2007年と2009年のこと。そして、ようやく、相応に権威のあるところから、納得できる見解が出てきました。 「パスワード頻繁変更NG  米調査、生体認証など有効 パソコン、企業は再考を 」(2016/3/9付日本経済新聞 夕刊)http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM05H3E_Z00C16A3EAF000/

 これによれば、米カーネギーメロン大学などの調査によると、頻繁なパスワード変更をわずらわしく感じる人は、そうでない人よりも推測しやすいパスワードを使っていた。『パスワードを変更した年や月の数字を含める人が多い』(クレーナー氏)」とのこと。そりゃそうですよね。3月には「03password」、4月には「04password」なんてパスワードを使っていたのでは意味がない。それで、システム側がパスワードの内、前回と同じ文字が多く使われていると変更を受け付けないといった仕様がある場合もありますが、そうなると、3月には極端なことを言えば「33333mar」、4月は「44444apr」みたいなほとんどパスワードになってないパスワードを使いだすということなのではないでしょうか。

 その結果として、「3カ月おきに変更を義務づけた学生らのパスワードを調べたところ、以前のパスワードの数字・文字を入れ替えただけのものが多かった。パスワードのうち41%は、解析ソフトで3秒以内に推測できたという。」ということだそうです。

 そして、記事の中での結論は、「米大学の研究者はパスワードの定期変更を中止し、使い捨てパスワードを本人の携帯電話に送る「2段階認証」や、指紋などの「生体認証」に移行するよう勧めている。」ということだそうで。

 

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2015年12月 8日 (火)

濃い関係

 ある弁護士さんが、最近何件か弁護士が顧客の利益ではなく、自分の仕事になるからとしか思えない動きをしている事件案件にぶつかったと言っていました。つまり、筋として相手弁護士の顧客側に非があって、交渉しても訴訟にしても勝てないので、やっても意味がないのに、強引に屁理屈をつけて主張してくるような事案なんだと思います。

 この話をしてくれた弁護士さんは、「無理なものは無理、自分のお客さんにも非があるでしょ、交渉するだけ無駄ですよ」と言ってあげなければいけないのに、「厳しい案件ですが、やれるだけやってみましょう」とか言ったのではないかと推測していました。

 古くからの顧問契約で顧客といろいろな案件の相談に乗ってきていれば、「そりゃ、駄目だよ、虫が良すぎるよ」みたいにお客さんに言ってあげられる人間関係ができているでしょう。そうすれば、争いにしないという方向性を提示できるけれど、ネットで依頼者が飛び込んできたという状況だと、そういう本質的な議論ができません。だから、とりあえず受けちゃうのではないかというのですね。

 これは、税理士でも同じだと思いました。決算を組んで申告するだけなら年に1回のやり取りでも済むかもしれません。しかし、月次顧問契約の中で、税理士やそのスタッフに小さな相談や成功談や失敗談や悩みや夢を語ってきた関係があることが、濃い関係につながるのかもしれません。実は、試算表を見ていろいろ説明するということよりもそちらの方が重要なのかもしれないと思ったり。そういう効能をお客さん側がわかっていてくれると、料金のダンピング競争のようなことは起きないのかもしれないと思いました。

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