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2017年9月16日 (土)

スキャナ保存で財布をすっきり

 電子帳簿保存法に関するカンファレンスの中で、コンカーという経費精算システムを販売する会社の三村真宗社長がこんなエピソードを話していたことがあります。

 三村氏がコンカーの米国本社を訪れた際に、多くの米国企業がそうであるように、コンカー本社では、ビルの1階にあるスターバックスで打ち合わせを行うのが慣例となっています。三村氏が訪れた日も、本社のエグゼクティブたちとスターバックスで打ち合わせ。打ち合わせを終えると、ひとりの社員がレジでまとめて支払いを済ませ、領収書を受け取っていました。この領収書をあとで経費精算システムに入力するんだろうと思っていたら、領収書を受け取ったその社員、スマートフォンで領収書の写真をパシャリと撮ると、その場で領収書をゴミ箱に捨ててしまったのだそうです。三村氏が驚いていると「今どき、紙の領収書で財布を膨らませているビジネスマンはいないよ」と言われたそうです。「日本ではまだ駄目なんだろ?」という憐みの目で見られたと言っておりました。

 この経験を経て、三村社長は、日本文書情報マネジメント協会など電子帳簿保存法に関する業界団体に加わって、規制緩和に向けての活動をすることになり、平成27年、28年のスキャナ保存の要件緩和、スマホ撮影保存の導入へとつながったという話です。

 ちなみに米国では、スマホで領収書の写真を撮ったら、直ちに領収書を捨ててもよいのだそうです。日本の場合には、いったん会社に提出して、チェック担当の部署が撮影画像と原紙のチェックをしてから、破棄という段取りになりますので、ご注意のほど。それでも、経費精算が楽になるし、それが領収書を財布の中に貯め込むようなことを減らすでしょうから、財布はすっきりするようになるのではないでしょうか、米国同様に。

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