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2016年7月19日 (火)

打ち水の効用

 通勤途上、歩道の一か所だけ打ち水がしてありました。そこを通った瞬間、ヒヤリと涼しい感覚が。「あ~、打ち水っていいなぁ」と思いました。そういえば、打ち水プロジェクトなんていうのがあったなぁと。それに対して、湿度が上がるから、そんなことするなという意見も見かけたことがあります。
 打ち水が涼しいのは、まず、20度くらいの水が60度の道路に撒かれることで、水の温度が10度とか15度上昇する分、道路の温度が落ちるからです。続いて、水が蒸発する際の蒸発熱で道路の熱が奪われるからです。しかし、気化した水は、水蒸気なので湿度を上昇させることになります。問題は、蒸発熱による温度の軽減効果と湿度の上昇のどちらが効果が高いのかだと思います。しかし、葉から大量の水蒸気が放出されている林で「蒸し暑いな」と感じることは少なく、むしろ、樹々があると涼しいと感じると思います。つまり、湿度上昇より蒸発熱による温度の低下の効果の方が多いような気がします。
 水1gの蒸発で奪う熱は、600cal近いようです。もし、東京23区内の昼間人口は、1千万人くらいいるでしょうから、その10人に1人、100万人が350ccペットボトルの水を自宅から持参して、正午に一斉に打ち水したら350トンの水が撒かれ、2億1千万キロcalの蒸発熱で空気の温度が下げられます。これが実現したらどんなことが起きるのだろう?などと考えてしまいました。
 おそらく、冷えた空気は、暖かい空気より重いので、暖かい空気の下に潜り込みます。したがって、23区内の空気が神奈川や、多摩や埼玉に向かって流れだす。おそらく空気が流れだした後には、東京湾の水で冷えている空気が流れ込んで、「いい、風だなぁ」と感じられるかもしれません。ただ、それで東京周辺の暖かい空気が押し上げられて、積乱雲を作って夕立を起こすかもしれません。一層涼しくなります。
 となるか否かは、350トンの水と2億1千万キロcalが大自然に比してどれくらいの規模なのよ・・・ということ次第です。350トンの水って、福島第一原発に1日に流れ込む地下水の量程度です。たいしたことない量なのかもしれません、大自然の規模と比較すると。いや、1日分の量が正午という限定された時間に一気に撒かれたら、やはりすごいのか?
 熱力学と気象に強い方のコメントをお待ちしております。

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