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2015年11月26日 (木)

納税が先か資金調達が先か

 そろそろ年末で「年末資金が・・・」とか言う時期になってきました。金融機関でお金を借りようとすると、「納税証明書を下さい」と言われて、消費税の納付が済んでいるかを確かめられることになります。しかし、消費税率が上がり、かつ、予定納税は以前の5%で計算された年税額の半分で納付していることもあって、期末の消費税額が多額に算出されたりして、お金を借りたい・・・という時に、その消費税を納めていないから借りられないというのだとニッチもさっちも行かなくなります。

 極端なことを言えば、500万円借りて、その借りたお金のうち200万円は会社を経由せずに銀行から直接国税庁に納付してくれても良いので、納税のための運転資金借り入れへの融通というのが効いてくれるとよいのになぁと思ったりします。

 消費税率が上がったことで、年税額が増えて、そのため、1回だけの予定納付が3回になってしまった顧問先もあります。年税額の1/2を納めていたのが、3/4を期中に納めておかねばならないので、資金繰りがその分きつくなります。そういった現場の実務を拾い上げた金融機関の動きが出てくるといいなぁと思います。「売上時に預かった消費税を納めるだけだから、お金ないわけないじゃない」という言い方をされる方もいらっしゃいますが、違いますよね。消費税は、付加価値税の一種です。つまり、各企業の付加価値額に課税されて、結果として最終消費者が負担する仕組みの税金です。各企業にとってみれば、消費税は「預り金的」な納税項目ではないのですよね。つまり売上時に預かった消費税をそのまま貯金しなければいけない仕組みではないわけですので。

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