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2015年1月13日 (火)

今年の我が国の経済

 という固いタイトルですが、私の事務所では、新年の最初の営業日の社内ミーティングで、世界→日本→中小企業の経済状況を俯瞰して、この1年間の事務所としての方針や顧問先とお話をしたり、いろいろな方針を決める相談に乗る際の指針になる話をしています。といっても、年末のビジネス雑誌、日経の1月3日のアンケート記事が中心なのですが。そこで、今日は、その一端をご紹介します。
 海外の状況ですが、2015年の米国の成長率は、日経の識者によれば、2.7%~3.6%、中国は、6.8%~7.25%の成長と予想されています。したがって、米国については、前年よりだいぶ強めに、中国については前年より若干弱めという予想となっています。ヨーロッパについては日経のアンケートには取り上げられていませんが、IMFによれば、2014年は、ユーロ圏で0.8%と若干の成長であるが、2015年はプラス1.3%と引き続き成長する推移の予想となっています。IMFの予想では,インドやアフリカで成長率が伸びると予想されており、中国も8%割れとはいえ高水準であり,0.5%のロシアを除く新興諸国の成長に支えられるという絵が描けるのかもしれません。
 その中での日本経済は、昨年の年初の日経新聞の識者の2014度予測は、0.2%~1.8%の予想となっていたが、10月の段階で0.9%程度が見込まれており、予想の範囲内とはいえ,消費税のアップの影響が思った以上に大きかったと思います。
 そして、今年の日経アンケートでの予想は、1.25%~2.4%ということで、昨年より強めに推移するという読みのようです。昨年の4月の消費税増税に伴う景気の落ち込みが改善し,原油安の恩恵,円安による米国向けの輸出の伸びなどを期待しているように見えます。
 東洋経済誌の2015年の予想では、+0.4%~+2.0%に分布しているが,多くは,1.0%から1.5%となっており,日銀の目指す2%には届いていません。円安を打ち消す原油価格の下落があるため,このような予想になったのだと思われます。円安の影響で,輸入品の価格は上昇する傾向は,今年も続くのかもしれず,食品,衣料,家電などは値上がりしていくのかもしれません。
 また、株価については、今年の予想は、一番多いのが16,000円ないし17,000円~21,000円ということで、年末に向けて上がるだろうという読み。これに対して私は,何か大きなイベントがあれば,21,000円超えもあるだろうし,逆に16,000円割れもあるかもしれないという気持ちになってきており,今年はあまり予想がつきません。2万円という2000年以来15年ぶりの大台に到達してもらいたいと思うが,名目GDP成長率が3%に乗った!とかそういう事象が起きれば行きそうな気がする半面,ロシアや中国やギリシャなどで混乱が起きたりすれば,あるいはアメリカが貨幣供給量を圧縮し始めたりすれば,大きな下落もあるような気がしています。
 地価の動向は、世間全般としては、2020年のオリンピックまでは、強気で行こう!みたいな雰囲気を感じますが、不動産業界って景気が良いのは、10年間に2年くらいという業界だそうです(某顧問先社長の話)。であれば、これから5年間、地価が順調に上がって、かつ、物件の動きも活発で・・・ということがあるのでしょうか? 「もっと上がるに違いない」と思って物件を売りに出さなければ、値段は上がるものの、取引は成立しません。そういうしているうちにリーマンショックみたいに海外からの津波が来たら、一瞬にしてフリーズですよね。適当なところで、売ってしまって、特に条件の良くない物件ほど早く整理して、本業にでも回した方がよいのではないかと思ったりしていますが。
 そして、中小企業の動向ですが、うちの顧問先を見ていても、建設業とその周辺を中心に相応に良かった昨年に対して、そのお金が他の業界に回っていくのが2015年・・・となればいいなぁ、という感触を持っています。で、その後の話は、顧問先の内容にも触れてくるので、省略させていただきます。
 ということで、本年もよろしくお願い申し上げます。

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