« 住宅のリフォーム | トップページ | やはり軽減税率は駄目だ! »

2014年6月 6日 (金)

医療費を消費税の課税取引にすると

 もしかしたら、少し良いことが起きそうな気がして、ブログにしてみました。
 現在、医療費は、非課税取引に指定されています。すると、病院が5000万円の医療機器(たとえば、MRIとか)を購入したりしても、そこに8%かかってくる消費税400万円は仕入税額控除にできません。その代り、消費税が導入された時、5%に上がった時、8%に上がった時に、保険診療の点数が少し上乗せされたので、とりあえずその分くらいの収入が増えているのではないか?みたいな形で処理されてきております。ということは、ほとんど医療機器を購入しない小規模の内科、皮膚科みたいなみたいなところは、収入アップしているのではないか、消費税アップで焼け太りしているのではないか?みたいな疑惑もあるわけです。半面、大きな病院では、消費税分も経費になるため、収支が悪化するじゃないかという批判もあって、何とかしろという声が上がっているのも事実です。
 そもそも消費税って、なんで引き上げたんでしたっけ・・・といえば、高齢者がどんどん増えて医療費が増えると健康保険の支出が増え、年金支出も増え、介護支出も増え・・・ということで財政悪化しているので消費税を引き上げているわけです。
 それなら、医療費を思い切って、課税取引にするとどうなるか。とりあえず消費税の8%分だけ医療費が増えます。しかし、消費税導入以来の医療費の点数アップ分は下げるはずなので、若干医療費が減る部分もあり、8%まるまる増えるわけではない。また、15歳以下のお子さんの医療費自己負担部分は、区市町村役場が負担してくれるといった制度を導入している区市町村も多いから、お子様をお持ちの家計への圧迫は全くない。一番の圧迫は、高齢者と健康保険制度側。当然ながら、健康保険料の引き上げという形で我々のお財布にも跳ね返ってくるように思えますが、2009年度で36兆円を突破している医療費が8%分増えて、2.9兆円の保険支出があろうと、これは医療費の7割分。3割負担は国民なので、医療費に関する消費税は2.9兆÷0.7=4.1兆円。となるのではないでしょうか。これのうち半分が消費税の納税額に代わってくれれば2兆円ほどの税収増。つまり、それほど健康保険料を引き上げないでもよいのかもしれません。そうそう、15歳以下のお子さんの医療費を負担する区市町村も負担増ですが、ここは消費税収のアップによって地方消費税も増えることになり、その収入で区市町村も癒されるはずなので、大丈夫。
 つまり、医療費を課税取引にすると、たくさん医療費を使っている高齢者(かつ、この方々は多額の医療費を払うことができる資産家ともいえる)と保険点数アップがプラスに感じられていたお医者さんが負担アップとなり、現役世代と多額の設備投資をする立派な病院が相対的に救われるという結果になるかもしれません。これって、受益者負担とか正直者がバカを見ない制度という意味で、良いことのような気がしませんか。なお、思いついた段階で書いておりますので、勘違い等がありましたら、ご指摘ください。

|

« 住宅のリフォーム | トップページ | やはり軽減税率は駄目だ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181294/59769300

この記事へのトラックバック一覧です: 医療費を消費税の課税取引にすると:

« 住宅のリフォーム | トップページ | やはり軽減税率は駄目だ! »