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2013年7月 2日 (火)

外れ馬券の必要経費性

 旬刊「速報税理」という雑誌の中で明治学院大学の渡辺充先生が「馬券払戻金の所得区分とはずれ馬券の必要経費性」という論文を書かれています。この先生は、あくまで一時所得であり、判決には反対だというご意見です。

 なるほどと勉強になったのは、この判決の前に「人絹の先物取引の事業所得該当性事件」というのがあり、昭和30年代にある人が人造人絹の清算取引の売買を700回、取引総額数億円の規模で行っていて、本人は一時所得と主張して、国税が事業所得だと主張したという訴訟があったのだということを知ったことです。

 で、この文章を読んでいて、たとえば猟師という事業主、あるいは狩猟という趣味の狭間において、鳥や獣に当たって収穫できた部分の鉄砲玉だけに必要経費性を与え、外れ玉には必要経費性を与えないという判断をするかな?ということ。じゃ、散弾銃は?とか(笑)。銀行のディーリング取引なんかもそうですが、見込みが外れたらすかさず損切りをして、ポートフォリオの中で、一定期間の取引全体の中で利益を上げていくという行為において、経費性を認めるような論理はあってもいいなぁと思ったりしました。

 この裁判は、控訴されているのでまだ続きますし、今回の裁判は、刑事事件であり、自分の納税額が××円とされたのを取り消せという訴えが別途提訴されています。どのような判断が出てくるのか、注目していきたいと思います。

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