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2013年6月18日 (火)

都議会選挙ですね。

 うちは、地下鉄の駅の出口すぐの場所に事務所があるので、朝夕は選挙演説を候補者がやっています。

 候補者の方の主張。「安倍政権が狙っている原発再稼働に反対します。わが党は原発の建設にずっと反対してまいりました。クリーンなエネルギーで・・・・」とやるのは良いのです、意見なので。でも、主張に伴うリスクを述べない。これまでの計算が正しかったかどうか?という大問題はあるものの、原発は8円程度で発電できるから今の電気料金の水準になっているわけです。もし、他の代替発電手段に絞り込みましょうということであれば、発電コストは上がることになります。さらにまだ使える原発を廃炉にするコストも誰かが負担しなければなりません。電気料金に上乗せしますか? それとも国が負担するのですか? でも、国って、イコール我々であり、要は税金で負担するのですね。そのコストの部分を述べずに、「わが党は原発に反対します。」と言われても、中身がある主張には感じられません。

 この政党は、本来、頭の良い人たち入っているんだと思います。なぜ、こういう空理空論を話すのかが理解できないのです。体裁の良いマニフェストに票を入れて、裏切られた経験を持つ日本国民だからこそ、「原発は怖いけど、電気料金を上げたくないから、再稼働しかないでしょ」という一部の党の主張(主張はしてないけど、そう考えてますよね)の方が、素直に納得できてしまいます。どうして「原発は廃炉にしましょう。その結果、電気料金は上がります。そこはすべて税金で負担して、その財源は、×××で作り出します。」といった説明をされないのでしょう。財源の話をしないどころか、その党は、「消費税の増税に反対します。」とも言っていて、年間1兆円ずつ増えていく福祉財源をどうするのか、まさか彼らが福祉を削るとは言わないでしょうから、財源論のない消費税増税反対って、空理空論以外の何物でもないように思います。なぜ、優秀な人たちがそういう主張をするのでありましょうか。

 これって、政界七不思議だと思うんですよね。

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2013年6月 7日 (金)

2人の韓国人演奏家

 ここしばらくマネー運用の話を書いたので、久々に音楽のネタで。

 6月3日にチョン・キョンファのヴァイオリン・リサイタルを東京文化会館で聴きました。何年も演奏会をしていなかったとのことで、久々の日本公演だったそうです。最近は、音楽の友の購読といった音楽情報収集をしていないので、単に「一度は聞いておきたいよね、チョン・キョンファ」くらいのノリでチケットを入手したのですが、会場でプログラムを読んでみて、「そうだったのかぁ」と。

 演奏は、モーツァルトのヴァイオリンソナタ28番、ブラームスのソナタ1番が前半。これは、比較的落ち着いたというか、客観的な雰囲気の演奏。先生が弾いているという風格の演奏でした。そして、後半がシマノフスキの「夜想曲とタランテラ」とフランクのソナタ。シマノフスキは、初めての曲でしたが、なかなか良い曲であり、チョン・キョンファ的な曲。後半は、猛女・烈女的な雰囲気が醸し出されてきた感じ。シマノフスキが終わったところで拍手も大喝采。私のヒヤリングに間違いがなければ、「まだ、終演じゃないのよ」的なことを会場に向かって一言。でも、それくらい良かったです。また、フランクも熱演。もしかすると、昔のチョン・キョンファなら、もっと炎吹き出す演奏だったのかもしれませんが、良かったです。伴奏のケビン・ケナーも呼吸ばっちりで見事につけてました。

 2人目は、CDですが、HJリムというピアニスト。なんとデビューCDがベートーヴェンのピアノソナタ全集という異常な人。とりあえず手元に来たのが、第1集で、ハンマークラヴィーア、告別、月光その他が入ったもの。正直なところ、月光のほかは評論できるほど何人も何回も聴いているわけではないのですが、とりあえず月光は良かったです。早めのテンポで切れが良い演奏。ランラン的な要素があるかな?というと、少し悪い印象に聞こえるかもしれませんが、この人で熱情、ワルトシュタインなどを聴いてみたいと思った次第。

 Yuutubeでこの人のチャイコフスキーの協奏曲の一部が出ていますが、これも快演です。これもぜひCDにしてもらいたいと思うし、ぜひ、日本で演奏会を開いてほしいと思いました。

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2013年6月 3日 (月)

NISA口座をあえて作るほどのものではない?

 NISAでは、損失が出た場合にはNISA以外の他の金融商品の口座との損益通算ができません。そして、ある年に購入したNISA口座で投資の損失が出た場合、他の年に購入したNISAの投資の利益と相殺ができるとしても相殺ができることによるメリットがありません。なぜなら、たとえば20万円の損失を30万円の利益が出た部分と相殺しても、もともと利益に課税されていないため、納税額の減少などのメリットの享受ができません。

 ということは、利益が出たり出なかったりといった分散投資はあまり意味がないように思います。NISAのメリットが利益に非課税ということである以上、そして、損失へのケアがまったくない制度である以上、NISAを使う以上、必ず利益を出さねば意味がないということになります。損が出るなら、通常の特定口座などで売買をすればよいわけです。

 通常の特定口座で損失が出た場合には、他の投資商品との損益通算、あるいは損失の繰り越しにより翌年以降の投資利益との相殺が可能となり、その結果、他の投資での利益に掛かる納税額を減らす効果を得ることができます。しかし、NISAの場合には他の口座との損益通算ができません。NISAは、損失が生じた場合への恩典がないという制度です。投資は、何らかの形でリスクを取ってベネフィットも大きくする行為なので、矛盾ではありますが、そういう制度になっているのです。

 であれば、無事に利益が出たら、その20%の納税を行い、損失が生じたら他の商品と損益通算するなり、繰り越すことで翌年以降の利益と損益通算することができる一般口座はNISAより不利というわけではないように思います。

 どうしてもNISAの口座を持つなら、低PBR・高配当で業績に不安のない銘柄など底値の固い銘柄を日経平均などもあまり上がっていないような時期、できれば年初来安値を付けましたというニュースが流れているような時期に購入するのが良いのでしょう。たとえば、今みたいな時期だと一層の上昇もあるかもしれませんが、高値掴みになる恐れもあるのだと思います。もちろん投資信託やETFでも同じで、買いのタイミングが重要なのではないでしょうか。

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