« 投資信託ってどんなもの? | トップページ | 国債の値動きの理論 »

2013年5月14日 (火)

リスクのない運用とはどういうことか

 リスクがない運用ができたら、一番安心です。でも、ノーリスクでの運用の場合、どれくらいの利回りが期待できるのでしょうか?

 一般に破たんの可能性がない運用手段としては、日本国債が挙げられます。もちろん1千万円までの定期預金もそうです。今日の報道で、長期国債の利回りが0.8%に上昇した!という記事が出ていましたね。定期預金だと0.02%くらいが普通。ネット銀行やキャンペーン期間の金利でも0.1~0.4%くらい。結局、1%に満たない水準だということになります。

 つまり、これを超える運用には必ずリスクがあるということを理解しないといけないと思います。ちなみに国債でも一種の債券なので、値動きというリスクがあります。しかし、満期まで持っていれば・・・あるいは、個人向け国債なら値動きのリスクはないということになります。債券の価格変動の理論の話は別途するとして、とりあえず、ノーリスクの運用手段では、1%に満たない利回りしか期待できないということをしっかり頭に入れておきたいと思います。

 国債ではなく東京都債、神奈川県債といった公債もリスクが低いと思いますが、おそらく国債より若干だけ金利が高いのではないでしょうか。たとえば、国債が0.8%なら東京都債は0.81%とか。この差が国と都道府県の信用度の差です。最近、大手企業なども個人向けの社債を発行したりしますが、原理としては、これより高い金利が提示されるはずです。破たんの可能性がありますから。長銀でさえ、山一證券でさえ、日本航空でさえ破たんしたわけで、東京電力だって破たん寸前まで行くわけです。仮に明日、新日鉄や三菱商事が社債を発行したとしたら、1%とか1.2%くらいの金利になるのかもしれません。国債との差、0.2%とか0.4%がリスクに見合った報酬、リスクプレミアムだということになります。

 2%とか3%の利回りを達成したかったら、もっとリスクを取らないといけないわけです。

|

« 投資信託ってどんなもの? | トップページ | 国債の値動きの理論 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181294/57383950

この記事へのトラックバック一覧です: リスクのない運用とはどういうことか:

« 投資信託ってどんなもの? | トップページ | 国債の値動きの理論 »