« NHK連続テレビ小説「カーネーション」に学ぶベンチャービジネスの要諦 | トップページ | 平成23年度の税制改正 »

2011年11月 8日 (火)

今朝のNHK連続テレビ小説「カーネーション」に学ぶベンチャービジネスの要諦。

(FaceBookに投稿が反映されたりされなかったりするので、念のため、バックアップ)

 第1号の個人客、芸妓さんからの注文を無事、納品。一緒に岸和田の街を歩いて、街を歩く人からの視線を浴びてもらう。本人、大満足。で、糸子も満足して、「次も注文くれると言ったから、今回はいいです。その代わり、街の中を歩いて、小原洋裁店で作ったって言ってください」という。芸妓さんも「借りは返しますからね」と応える。
 お店へ戻るとお父さんが、「で、お代はいくら回収した? 2円50銭の生地の仕入れ代の返済をして、次の生地を仕入れて、余りがお前の縫い賃だ」と。もらわなかったと聞くと怒り出す。慈善事業やないんだぁ!って。この時代の人には、わかるはずはない。「携帯はな、まず、タダで配って、後から通信料で回収すればええんやで」みたいな商売。 でも、あの親父さん、なんか、会計を語っていたような感じがしますね。売上から原価を引いて損益が出ること、売上回収から仕入支出があって、その営業キャッシュフローで次の仕入支出を賄う・・・みたいな。娘を後継者として教育しているんですよね、きっと。だから、最後のシーン、真夜中に泣く、糸子ではなく、親父さんが。それをイイコイイコする奥さん。うっかりするとDV親父と被害者の妻に見えかねないあの夫婦にこういう側面があったとは。
 糸子が、おそらくは無意識にやった「来てくれれば、宣伝してくれれば、タダでいい。」という広告宣伝戦略は、もしかすると、大当たりなのではないか?という気もします。だって、岸和田では洋装の人なんかいない。なら、着てみせちゃうのが一番。和の世界に生きている芸妓さんまで洋服着たいんだから、もっと普通の女の子だって洋服にあこがれるに決まっています。心斎橋の百貨店の制服が洋装になったというのも大きなニュースだったはずで、それをうちの町のお店で、作れるんだと知らせちゃうのは一番の宣伝です。チラシ戦略に続く、広告戦略なのではないか。とはいえ、これは、資本力があるからこそできる。次の生地代もお父ちゃんから借りるんだろうなぁ。売上代金に匹敵する広告宣伝費を掛けるのであれば、そういう戦略を採ることについて、店としての意思決定が必要であり、取締役会いや親父さんの承認が必要だったはずですね。内部統制上の欠陥です。とか言っても、たぶん糸子は無意識でやったのだから仕方がない。いや、無意識でやってもいいように、やはり昨日書いたように糸子の独立が必要なんじゃないですかね。
 で、最後に気になったのが、糸子が芸妓さんに「小原洋裁店で作ったって言ってくださいね」というセリフ。え、いつから呉服店が洋裁店になったんだろう。おそらく、本人の心の中では洋裁店の店主としての自覚が芽生えているのだと見ました。父親のスパルタ・英才教育の下で。

|

« NHK連続テレビ小説「カーネーション」に学ぶベンチャービジネスの要諦 | トップページ | 平成23年度の税制改正 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181294/53191822

この記事へのトラックバック一覧です: 今朝のNHK連続テレビ小説「カーネーション」に学ぶベンチャービジネスの要諦。:

« NHK連続テレビ小説「カーネーション」に学ぶベンチャービジネスの要諦 | トップページ | 平成23年度の税制改正 »