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2010年9月 6日 (月)

「第4のビール」は「革命的ビール」

 サントリーのAll Freeが売れすぎで一時販売停止になるほど、ノンアルコールビールが売れている。発泡酒や第三のビールを飲むくらいなら、ノンアルコールビールだってそれほど不味いわけじゃないという気がする。いろいろなニュースで見ると、ノンアルコールビールが何百万ケースと売れる見込みらしい。
 
 そこでふと、考えてみる。ビールや第三のビールは、酒です。だから、酒税がかかっている。いくらかかっているかといえば、第三のビールで1klあたり8万円。ビールで同じく22万円。これを350mlの缶ビールに換算すると、28円と77円。そうすると、ビール会社の手取りはいくらになるかといえば、カクヤスの値段で見ると、「麦とホップ」や「金麦」が120円なので、28円を引くと92円。「スーパードライ」や「一番搾り」が205円なので、128円。しかし、ノンアルコールビールは、「フリー」と「休む日のAlc.0.00%」が145円、「オールフリー」が139円。
 
 あるいは、小売店など流通の利益を20%くらい見込むとして、お店の値段の80%から酒税を引くとビール87円、第3のビール68円、ノンアルコールビール116円ということになる。これが、そのままビール会社の収益になるんだからノンアルコールビールは、第3のビールの倍近い値段で売れていることになる。。
 
 ビールの酒税逃れに発表酒を考案し、さらに第3のビールも考案した。しかし、アルコールを含有させないことで、酒でないビールテイスト飲料にしてしまえば、手取りがふえるということになるわけです。延長線上にあるという意味では、「第4のビール」と言えますが、小売価格が下がってきた傾向を打破したという意味では、「革命的ビール」ということになります。
 
 宴会で、ノンアルコールビールを飲んだのでは、酔わないし、周囲から見ても辛気臭い。しかし、帰宅時の一杯、風呂上がりの一杯で酔う必要はないので、それであればノンアルコールビールで十分かも。私は、どうせアルコールを摂取するなら美味い方がよいので、日ごろ自宅にはザ・プレミアム・モルツを置いており、それと比べればノンアルコールビールは美味くない。しかし、喉が渇いている時なら、飲めてしまう。第3のビールと比べるならば、大雑把にいえば味に差はないのではないか? ということは、ノンアルコールビールの出荷量はますます増える。そして、競争が価格競争になるまでの間は、ビール会社の収益も潤すのではないかと思うのです。と同時に、第3のビールが出た頃、当時の政府税制調査会会長ので石弘光一橋大学教授が「日本の酒文化を壊す」と嘆いたのは、このことかと炯眼に感心する次第です。酒税対応を進めた結果、「ビールが酒じゃなくなった」のですから。

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