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2010年8月25日 (水)

冒頭でテンポが変わるブラームス

 朝、朝食を食べ、新聞を読みながらNHK-FMを聞いていました。「次はブラームスの交響曲第1番・・・」。ほう、朝飯時にはずいぶん重い曲を流すものだ・・・と思いながら、聞いていると出だしがものすごく速い。ティンパニーが1小節で6回叩くので、その速さでテンポが決まるので、最初の小節で速い!と思った。「どんな俊英指揮者だろう?」と思ったら、3~4小節目くらいで、テンポが緩んできた。そんな変な演奏はないだろう・・・と思っていたら、8小節目8分の9に拍子が変わるところでさらにリタルダンド。そこから先は、巨匠の雄大なるテンポ感。
 
 「ライブ録音だから、ティンパニー奏者が速く叩きすぎ、それを自ら訂正して、オケが全体的にうまくそれに合わせてトラブルを相応に修復したのだろうけど、こんな演奏をCDとして残しちゃうというのも勇気あるなあ。しかし、プロの打楽器奏者がこんなにテンポ感ないものか? いや、速すぎて指揮者が抑えたのか?」などといろいろ考えつつ、仕事に出かけ、事務所でNHKのホームページで指揮者を確認。
 
 なんと、ギュンター・ヴァント/ミュンヘンフィルの1997年の演奏会の録音でありました。亡くなる5年前の演奏なので、ヴァントも演奏してくれるだけで有り難い神格化された存在になってきた時代なので、冒頭にトラブルがあっても許されちゃったのでしょう。CD評を書いているブログには、「颯爽としたテンポであるが、そのテンポが一本調子でなく変化するのがすごい」といったニュアンスで書いているものもある。申し訳ないけど、その筆者の音楽観はおかしい。テンポは変えてよいところとインテンポを守らなければいけないところがある。ブラ1の冒頭は、少なくとも6小節目くらいまではインテンポでなければ音楽を壊すと思うのです。
 
 と、書きつつ、もしやゲネプロからヴァントが振っていた演奏スタイルであり、トラブルではないとしたら・・・。私は自分の耳、音楽観を否定するか、あるいはヴァントは97年には耄碌していたと宣言しなければいけなくなります。果たして真相はいかに。

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