« メイド喫茶で決算打ち合わせ | トップページ | 子ども手当と扶養控除 »

2010年6月 1日 (火)

伝統構法の勧め

 先般のブログhttp://hsakuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-09e8.htmlで、サイゼリアの思想は飲食店を工場の発想で運営しているのでは?という視点から「車はプリウスかヴィッツを買い、サイゼリアではミラノ風ドリアを注文するのがコストパフォーマンスが良いと言うことでしょうか。となると、自営の飲食店は、手間ひまかけた高価格品を提供するところに生きる道を見出すべきであって・・・」といった話を書きました。

 月初めで、1日事務所で、机の上の5月までの仕事の残骸を整理していて、我が家の設計をしてくれた建築士さんからの案内状も発掘されました。そこに書いてあるのが、「材料の調達など流通コストを大幅に見直しました。匠の技術伝統構法が工事価格坪単価65万円より」という見出しのご案内。
 
 坪単価20万円台のハウスメーカーもあったりしますが、本当にその単価で家を建てるとアルミサッシの性能も低いし、壁の断熱性能も低いので、冬など壁際にいるとシンシンと冷え込んでくるそうな。著名な大手メーカーでは普通は50万円くらいの坪単価というイメージがあるが、いろいろなシリーズの中で選択していくと坪単価は60~80万円になったりするのが常識。
 
 そんな中で坪単価65万円からで、大工さんが柱を手刻みして、変な金物で接続しない伝統構法の家が建つならこんなにありがたいことはない。木と金属では温度変化による伸縮率が違うし、木材は乾燥の進行や湿度によって膨らんだり縮んだりする。それを金属で接合したら、接合部が徐々に緩くなるのは当然。木材同士で組ませてあげれば、法隆寺の五重塔ではないが、千年以上の年月でも耐えられる。
 
 ハウスメーカーで建てても伝統構法で建てても、アルミサッシはトステムだし、お風呂やトイレはTOTO、キッチンはパナソニック電工だったりで何も変わりません。それなら、何十年も住まう家の建築の構造部分を凝るのもよいのではないか?と思ったりする。
 
 もちろん、お昼はサイゼリアのドリアや今日から始まるすき家の牛丼250円しか払えない人は、坪単価20万円の家を建てればよいし、あるいはそういう単価で建築された賃貸物件を借りればよい。と書いていくと階層社会を肯定するようですが、今は、ベンツに乗ってダイソーへ行き、ユニクロを着てBMWに乗る時代なので、価値観の問題でもあります。「お昼は節約して牛丼だけど、家は伝統構法で3センチの無垢の床板に温かみを感じる生活」もありだし、「家は寝るだけなので賃貸だけど、体を作る食事には凝ってチェーン店は入らない」のもありだと思います。
 
 ということで、この案内状を送ってくれた一級建築士事務所 匠拓さんのホームページhttp://www.syotaku.jp/をご紹介しておきます。 このページの中には、我が家の写真も使われています。

|

« メイド喫茶で決算打ち合わせ | トップページ | 子ども手当と扶養控除 »

コメント

有り難う御座います。この価格でWEBに掲載して問い合わせがきました。まだ話は纏まっていませんが、この景気でも動き出せそうです。

投稿: しょうたく | 2010年6月28日 (月) 21時08分

ネットからの問い合わせって、なかなか来ませんので、良かったですね。良いものが必ずしも売れるとは限らないのがビジネスのたいへんなところですが、お互い頑張っていきましょう。

投稿: 佐久間 | 2010年6月28日 (月) 22時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181294/48515233

この記事へのトラックバック一覧です: 伝統構法の勧め:

« メイド喫茶で決算打ち合わせ | トップページ | 子ども手当と扶養控除 »