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2010年1月19日 (火)

エコーが売れたりして

 某社、会長さんに「佐久間さん、またタバコねたで書いてる」とか笑われそうですが、いや、真面目な話、昨日、税理士会の研修会で財務省の課長さんの税制改正の講義を拝聴してきた中でヒントを得ましたので。

 タバコには、旧3級品という規格があるそうで、今度の値上げでもこれらの値上げ率は低いのだそうです。現在の値段で一番安いのが「ゴールデンバット」の140円。次に「しんせい」。フィルター付きの「エコー」が180円、ロングサイズの「わかば」が190円。沖縄には、エコーはなくて、うるま、とバイオレットという銘柄があるそうです。

 で、これら旧3級品は、1本当たり2.5円程度の値上げになりそうで、そうすると、フィルター付きのエコーで230円。400円のマイルドセブンその他に比べてほぼ半額。研修会の後で、タバコを吸う税理士さんに「しんせいに外付けのフィルターつけてタバコを吹かす風景が出てきたりして」とか言ったら、「いや、タバコの好みの味は変えられないですよ。」とメンソールのタバコを手に持ちながら語ってくれました。ま、それでこそ、嗜好品です。

 となると、小売価格が300円から400円になるという33%の値上げで需要はどう変わるか。経済学の需要曲線を目の当たりにする絶好の機会かなと思います。必需品の需要曲線は価格に対する弾力性が低くて、必需品ではない嗜好品は弾力性が高い。さて、タバコは、必需品なのか、嗜好品なのか。そして、味は違うが代替品が半額近い価格で存在していたときに需要曲線のシフトは生じるのか。

 自分自身がタバコを吸わないからこその興味深い題材です。昨日の税理士との話の中では、数年に2~3割ずつジワジワと1000円まで値上げしても、財務省の予測ほどは数量は落ちなかったりしてね・・・と笑っていました。反面、街角の自販機やコンビニにゴールデンバットが置かれたり、禁煙パイポでわかばを吸ったり、吸い残しを拾う「モク拾い」という風景が見られるようになったら、日本も経済大国ではなくなったということなのでしょう。GDPでも中国に抜かされるそうですし。

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