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2009年12月22日 (火)

たばこ税の増税

 本日、政府税調の答申が出る予定。さて、どのようなものになるのやら。先日まで一緒に研究発表のメンバーだった某先生は、この答申が出る日は、事務所を早めに出て、ファミレスに行ってビールを飲みながらこの答申を読みきってしまうのだそうです。「明日でも読もうか」とか思っていると絶対に読めないからだそうです。そう、絶対に読めないんですよね、翌日回しにすると。で、私もそれに学んで、本日は、早めに仕事を切り上げて、夕方は答申を読む時間にしたいと思います。ビール飲むかどうかは別にして。
 
 さて、その前の小さなネタとして、どうやらタバコ税が上がるようです。この10年くらいの増税は1本1円だったそうで、今回は一気に5円。1箱20本入りなので、100円上がります。さて、消費量がどれくらい減るのやら。
 
 時事通信社のネット記事によれば、「5円もの増税は過去に例がなく、消費量の激減も予想される。このため政府は、葉タバコ農家や販売店などへの支援を併せて検討する方針。」だそうです。葉タバコ農家は、既得権益側なんだなぁと思ったり、いや、単純な農業保護なのか? 一般の人とタバコ税のことをしゃべっていると「一気に1000円にすれば止められるから、みんな健康になっていいじゃない」といった発言が見られます。しかし、それだとタバコ農家が一気に廃業しないといけないので、これはこれで社会的には問題なのかもしれません。転作奨励金どころではない激変緩和措置が必要になります。
 
 タバコ税の話の後ろでは、こうした葉タバコ農家の問題があるんだというのを認識しておかないといけないと思います。

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2009年12月21日 (月)

税制調査会もがんばっているようですが

 第22回(!)の税制調査会の議事録を読みました。冒頭に高校の授業料の無償化の話と特定扶養控除の話が出ています。
 
 「従来の自民党型のいわゆる社会保障的な授業料減免」ということではなくて、「子ども手当と同じ考え方で、社会全体で子どもを養育していくということ、それから、教育をしていくということを支えていく、そういう社会システムをつくっていくんだ」という発想の政策なんだよというのですね。そういう風に授業料無償化のほうは、所得制限なしに高校生なら全員授業料は無料とするなら、これまで高校生・大学生を扶養しているときに通常の38万円の控除ではなく、63万円の特定控除が取れていました。これは、所得控除ですから、この63万円×税率分だけ所得税や住民税(ちょっとだけ控除額が違いますが)が安くなる形で、支援がなされていたわけです。課税総所得金額195万円以下の人なら63万円×5%の31,500円が、課税総所得金額1800万円超の人は、63万円×40%の252,000円の所得税が減っていました。
 
 今度は、授業料を無償化して、特定控除をなくして普通の38万円の控除にするとどうなるか。議事録の中で、ちゃんと書いてありました。
 「例えば150 万円のレベルでいくと、9万4,300 円。本来なら実質無償化で11 万8,800円ということになるんですが、それが調整されて9万4,300 円ということになっていきまして、250 万円、500 万円のそれぞれの世帯で8万1,800 円、5万6,800 円ということで、徐々に逓減はしていきます。1,500 万円のクラスになると、それが2万4,300円。2,000 万円になりますと、6,800 円という形で調整をされていくという結果になるんですが、是非、こういう形で財源と兼ね合わせて、この特定扶養控除の新たな縮小制度改革ということに踏み切っていただきたいと思います。」

 つまり、高校の授業料無償化と同時に低所得層は、12万円近く年間の可処分所得が増え、セレブな2000万円超の世帯は、6,800円しか恩典がもたらされないということになります。ところで、私立高校の授業料は無料化にはできないでしょうけど、そこはどうするんでしたっけ。セレブな世帯は、私立の中高一貫校とかに通わせていたりするので、公立高校の授業料だけが無償化されるのだと、無償化の恩典なしに特定扶養控除が消滅した分で10万円以上の増税になってしまうのですね。いろいろ格好良いこと言っても、けっきょくは、取れるところから取って、ないところへ配分する所得の再配分に過ぎないのではないか?と思ってしまったりもします。
 
 ただ、今回の措置で明確なのは、高校の授業料を滞納している世帯主のところでは、特定扶養控除の分が年末調整で還付されますので、お金は、親に入ってしまう。その還付されたお金で授業料の滞納分を納めればよいけれど、実は、タバコ代、競馬代、飲み代、携帯電話の料金に消えていたかもしれない部分が、高校の授業料に確実に補填されるようになるということになります。これは、政策の実現性、達成度の観点では、良いことなのだと評価できると思います。
 
 来年度の税制改正は、このように税制だけを見ていても趣旨がわからない部分があり、理解が難しいものになりそうです。でも、良いものも確実に織り込まれていると思います。が、なにより、早く固めないと予算も固まらないのですが。

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2009年12月 1日 (火)

パスワードの変更を頻繁にするべきか(再考)

 以前、パスワードを定期的に変更する意味はあるのか?という文章を書きました。
http://hsakuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_96af.html

 そしたら、最近では、私と同じ事を考え、さらにきちんと検証したブロガーが出てきているようです。
 http://nmuta.fri.macserver.jp/home240.html
 http://d.hatena.ne.jp/ockeghem/20080226/p1#c1204277483
 http://d.hatena.ne.jp/pochi-p/20090830
 
 この中の最後の文章の中での「もっと効率的なのは、「数回連続で間違えると数分間アカウントをロック」の形があります。1回の試行に1秒かかってる場合は数百倍程度の効果ですが、1ミリ秒とかで試行可能だった場合の効果は絶大となります。何より、回線速度や端末速度等に依存せず期間あたりの試行可能回数を一定に制限出来るのは強みです。」という記述は興味深いです。
 なぜなら、パスワードを総当りで試してくるコンピュータに対抗するには、時間をかけてあげればよいわけです。普通の人がパスワードを入れてエラーが出ると、「あれ?間違えたかな。じゃ、もう一度」と入れなおすまで、1秒くらいはかかります。なので、パスワードを間違えると、1秒だけアカウントがロックされても人間なら問題ありません。しかし、コンピュータの場合、その1秒にパスワードを10回くらい試しちゃうはずなので、1秒のアカウントロックで、コンピュータの性能を1/10にした効果があります。たぶん、そういうことを言っているのだと思います。
 
 しかし、銀行のネットバンキングのハッキングなどであれば、5回のエラーでアカウントがロックされるので、もともとそういうロジックでは動いていないかもしれません。おそらく、「銀行の口座番号を何万と把握しておき、それごとに1回試してエラーなら次の口座へ・・・と繰り返して、また、同じ口座へ戻ってくるのは、1時間後で、それぞれ4回試行したらその日は終了」というロジック。それであれば、上記のpochi-pさんの指摘はうまく当てはまるかどうかわかりません。
 
 でも、いずれにせよ、8桁の数字だけのパスワードを頻繁に変えさせるよりは、ローマ字や記号が混じった長くてその人にしか意味を持たないパスワードを固定的に使うのが良いのではないかと。例えば、「BeethovenSymhpony#9op125"Gatsho"Daisuki!」みたいに英単語としては意味があるものを使っていても、GatshoとかDaisukiという日本語が混じり、記号もあり、数字が4桁は使われ、40桁。ま、システム側の負荷は高まるかもしれませんが、安全ではあります。銀行などもネットバンキングやATMに行くたびに「パスワードが3ヶ月変更されていません」とか表示させるくらいなら、20桁、30桁のパスワードが設定できるようにシステム変更するのが本筋なのではないでしょうか。

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