« 便利なエクセルシート | トップページ | いまどき、元本保証で4.5%で運用 »

2009年7月 6日 (月)

国税ダイレクト納付

 9月より、「ダイレクト納付」と呼ばれる手続が国税庁でスタートします。これは、電子申告で申告書や源泉税の徴収高計算書を送信した後、ワンクリックで届出をした預貯金の口座から即時ないし期日指定で引き落としができる手続きです。

 この手続をしておけば、毎月10日までの源泉税の納付手続(は、同時に徴収だけ計算書の提出を兼ねています)をする際、混雑する銀行窓口に行かなくてもよいわけです。また、すでに電子申告にして、ネットバンキングで納付していた場合、経理担当者にネットバンキングの暗証番号を教えないといけないといったセキュリティ上の問題がありました。

 これに対して、ダイレクト納付であれば、毎月数千円の手数料がかかるネットバンキングの契約をしていなくても、従業員等にネットバンキングの暗証番号を教えなくても、あるいは教えたくないから社長自身が納付作業をしたりしなくても、自動引き落としのように納税が済みます。電子申告の利便性を大きく高める措置ではないかと思います。

 ところが、この手続は、金融機関側も対応していないと実行できません。そこで、下記にもURLを掲げた利用可能金融機関一覧を見てみると、都市銀行では、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行だけが対応、三井住友とりそな銀行は、対応の予定が記載されていません。

 こんな馬鹿な話があるでしょうか。かつて、1998年頃のバブル崩壊後の金融危機のときに、銀行はインフラだから救済するのだということで、公的資金を投入したわけです。その結果、体力をつけて、三菱はモルガンスタンレーに資本を注入したり、三井住友は日興コーディアルを買収するほどになったのです。それなのにダイレクト納付への協力はしないというのはどういう認識なのでしょう。インフラとしての自覚の欠如といわざるを得ません。りそな銀行には、そんなに期待していないんですが、三井住友銀行は、日本の財閥の名前2つを並べた「ザ・にっぽん」とも言うべき銀行です。それが、ちょっとしたシステム投資をしないのでは情けないと思うのです。

ダイレクト納付手続のページ
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/annai/24100030/index.htm
利用可能金融機関一覧
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/annai/24100030/kinyu.htm

|

« 便利なエクセルシート | トップページ | いまどき、元本保証で4.5%で運用 »

コメント

そんな(?)三井住友銀行は、関税についてはダイレクト方式に対応しているのですよ。

http://www.nttdata.co.jp/release/2009/090100.html

益々、意図が見えません(笑)

投稿: 多摩たまぞう | 2009年12月24日 (木) 14時02分

今回のブログ記事は、法人税等の国税ダイレクト納付について書いているものですので、関税について対応しているというコメントをいただいてもお返事のしようがありません。あしからず、ご容赦の程。本日の段階でも、22年1月以降の予定銀行に三井住友銀行は名前が入っておりません。インフラじゃないじゃん!

投稿: 佐久間 | 2009年12月24日 (木) 17時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181294/45553860

この記事へのトラックバック一覧です: 国税ダイレクト納付:

« 便利なエクセルシート | トップページ | いまどき、元本保証で4.5%で運用 »