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2009年2月 3日 (火)

取り付け騒ぎ?

 ビックカメラが粉飾決算の疑いで東証の監理銘柄に指定されたということで、倒産の危機ではないか?ということで、ビックカメラのポイントを使い切るべくお店へ行こうとか、すでに行ったという話が私の知人の間で語られていました。

 銀行以外での取り付け騒ぎの第1号が起きるんでしょうか? ということで、ビックカメラの20年8月期の有価証券報告書を見てみました。ポイント引当金が129億円。この金額は、失効することが見込まれる統計的なデータを織り込んで実際のポイント発行額より少ない額になっているでしょうから、150~200億円が発行総額かな?という感じ。これに対して、営業キャッシュフローは、62億円。つまり、ポイント引当金が一気に全額使われたりすると、年間の営業によって稼いだキャッシュの2~3倍の資金流出が起きるのかな? 期末の現金等価物は194億円ですから、ポイント全部が売れて200億円とか売上が発生しても収入ゼロ。それで減った在庫を購入するのに原価率76%だから152億円かかる。よって、キャッシュは、42億円まで激減することになります。

 でも、キャッシュが底を突くわけではないので、倒産は、なさそうです。むしろ、値引やポイントの付与を抑え気味にしても、「余所より高くてもビックのポイントを使わねば」ということで、粗利率も高まったりして。

 ということで、財務諸表分析的には、取り付け騒ぎで潰れちゃうことはないのではないかと思いますが、これを機にポイントやマイルについての安全性確保に向けての施策が動き出すのかもしれません。ポイントの格付け機関とか誕生したりして。

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