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2009年1月10日 (土)

こんなに休みがあるんだ!?

 積読状態になっていた日経コンピュータの11月1日号を読んでいたら、「見過ごしがちな日付処理」という記事があった。電子証明書の期限切れで搭乗ロビーの端末が起動しなくなった全日空の事例から書き始められた記事であるが、「来年は5月6日と9月22日が要注意」という小見出しが。2007年の法改正で5月4日がみどりの日として祝日になったんだそうですが、その結果、今年のように5月3日の憲法記念日と日曜日がぶつかると、「月曜日以降直近の祝日でない日を休日とする」というルールで5月6日が休日になってしまうのだそうです。そのため、この改正がプログラムに織り込まれていない場合、6日はコンピュータは平日であると認識して、通常の営業に備えた動作をしてしまうわけです。例えば、証券会社のコンピュータが9時には場が開くつもりで証券取引所との通信を開始しようとして、取引所に拒絶されれば、トラブル発生!という動作を始めるものと思われます。

 また、9月22日というのは、敬老の日と秋分の日の2つの祝日に挟まれているため、祝日法により22日も休日となるそうです。これは2003年の祝日法の改正で敬老の日がハッピーマンデー制度の対象となったことによるものだそうです。その改正以降、初めて敬老の日と秋分の日が2日違いとなり、かつ、間に挟まる日が平日という条件が満たされるのが2009年なのだそうです。

 で、コンピュータのプログラムのほうは、専門家に任せるとして、カレンダーを見て、私は驚きました。9月19日が土曜日。20日が日曜。21日が敬老の日、22日がハッピーマンデー、23日が秋分の日ということで、5連休なのです。多くの企業の給与の支給日は、25日。給与の自動振込みを採用している場合、銀行には25日より3営業日前くらいにはデータを渡さないといけないはず。3営業日前って、17日です。じゃあ、20日締め、25日払いなんてできないですね。9月25日は残業手当なしとなるのか(正確には労働基準法違反?)、残業等の締めをその月だけ15日にするとか? それだって、9月16~20日分の残業手当は、10月25日に払われるわけで、給与が業務から1ヶ月以内に払われないわけで、労働基準法違反? もしかすると、全国の半数以上の企業が大企業から零細企業まで労働基準法違反? 実は、労働基準法の条文には月に1度以上、一定の期日を定めて払えと書いてあるだけですが、締めを繰り上げてその後のを翌月に払ってもよいなら、残業手当は夏冬のボーナスに加算して払うことにしても良いのか?といった事例も出てきかねず、労働法の精神からすれば、違反ないし違反すれすれなのでしょう。

 コンピュータで処理するのに給与振込みは3営業日前にデータを出せという銀行も銀行なのかもしれませんが、給与の支払という国民生活の実態を見ないでやたらに休日を増やす法改正というのもどうなのかなぁ?と思いました。こんな景気では、休みが増えても繁盛するのはレンタルビデオ屋さんだけ?

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