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2008年11月 9日 (日)

ジュリアン・ラクリン

 数週間前のNHK「芸術劇場」は、ヴァイオリンの諏訪内晶子さんのリサイタルだったので、予約録画をして後日、観てみた。そのときに諏訪内さんの後に収録されていたのが、ジュリアン・ラクリンというヴァイオリニストのリサイタル。そのまま観てしまったが、結果として「諏訪内さんよりこっちの方がいいじゃない!」という感想。

 ジュリアン・ラクリンは、グリーグのソナタやドヴォルザークの「4つのロマンティックな小品」などを弾いていたが、緩急自在のテンポの変化、伸びやかに歌い、畳み込むように駆けまわるパッセージ、朗々とした音色(たぶんグァルネリ・デル・ジェスの音色)が本当に魅力的。その後、我が家ではちょっとしたジュリアン・ブームで何枚かのCDを聞くに至っています(と言っても、文京区の図書館から借りたんですが)。

 とりあえず、騙されたと思ってソニーから出ている「プロコフィエフヴァイオリン協奏曲第1番、チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲 ジュリアン・ラクリン(Vn)、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団」(SRCR9800)を聴いてみてください。庄司紗矢香も諏訪内晶子もいいけれど、ラクリン節のようなアクはないし、楽譜を最高のテクニックで再現できているだけにように思えてしまったりする。五嶋龍くんが、20年後に到達してほしいヴァイオリン奏者の形態をみたような気がします。とりあえず、今年一番のお勧め盤です(というほど、CDを聴いていないんですが)。

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