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2008年11月13日 (木)

消費税の総額表示を義務付けたのはどうだったのか

 麻生総理が消費税率の引き上げに言及したことで、消費税のアップについて考えることも増えたかもしれません。そんな中からネタを1つ。

 消費税の総額表示の義務化って、ご存知でしたか?
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/sougakuhyoji/sougakuhyoji.htm

 上記のページにもありますが、商品価格の比較性を確保する上では、重要だったかもしれません。しかし、2年後あるいは3年後に消費税率のアップがあるかも?という状況下で、これって、税込みの総額表示を徹底していると便乗値上げを誘発したり、逆に企業が消費税の価格転嫁ができなくて利益減少に苦しむといった問題が生じるかもしれません。

 消費税率が5%から10%になったとき、5,600円で売っていたものが、5,900円になったとき、これは便乗値上げかそうでないかの判断が非常に難しいですね。ちなみに5,600円の税抜価格は、5,333円。10%消費税を載せると、5,866円。5,900円とすることで34円の便乗値上げが実現します。もちろん、他の商品では100円未満を切り捨てることで便乗値下げ(!)が行われる結果、全体としては便乗行為は生じないということもあるかもしれません。また、特売やチラシで価格に敏感な主婦相手のスーパーで210円の飲料を翌日から220円にできるのでしょうか?

 商品の本体価格と税額が明確に分離して把握できるようにすることが、実は、公正な取引につながるのではないかと思ったりもします。

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