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2008年9月27日 (土)

フルトヴェングラーの新CD

 久々にフルトヴェングラーのCDを購入し、聞いてみました。というのもレーザーによる非接触方式でアナログ盤を再生し、CD化したというものがこの8月に発売になったためです(Altus ALT154 発売元:キングインターナショナル)。曲目は、ベートーヴェン交響曲第3番の1944年のウィーンフィルとの録音。世にいう「ウラニアのエロイカ」です。この音源は、ピッチが狂っていて、変ホ長調の曲であるにも関わらず、ホ長調で鳴るといった話もありますが、名盤として知られています。このCDでは、ピッチを修正しているとのこと。ピッチを修正していない盤では、第1楽章が14分50秒前後で演奏されていますが、このCDでは15分21秒となっています。

 さて、演奏は、なにしろフルトヴェングラーですから置いておいて、音質に注目。聞き出して最初に感じたのは、ダイナミックレンジが広いこと。また、ヴァイオリンの高音の響きが豊かです。ただし、トランペットなど金管の音の歪んだ雰囲気は、ほとんど変わらない雰囲気です。とりあえず、1950年代後半のステレオ化直前のレコードの音にだいぶ近付いたかな?という雰囲気。鑑賞に堪えるフルトヴェングラーのCDが出てきたという印象です。

 このCDと一緒にベートーヴェンの交響曲第5番&コリオラン序曲も同時発売で、まもなくブルックナー交響曲第8番が出るそうです。「運命」のほうは、1943年のベルリン・フィルとの演奏。世間では、1947年のベルリン・フィル、1954年のウィーン・フィルの演奏をベストに挙げる人が多いように思いますが、1943年盤、私は評価しています。これも買ってしまおうかな?と思ったり、でも、1回聞くだけで所有欲を満たすだけになっちゃうかな?と思ったり。ブルックナーはどうですかね。9番を聞いた印象では、かなり主観的にすぎる演奏で、ちょっとついていけなかったんですが。

 それにしても、フルトヴェングラーがあと5年長生きしてくれたら、そもそもの原盤がもっと良質な音で録音されていたんだろうと思うわけで、つくづく残念です。

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コメント

久々にお邪魔します。
54年のベルリンフィルとの演奏も良いですよ。37年の初録音は録音技術のせいか軽い感じですが。フランスのCDで37年、43年、54年のベルリンフィルの演奏でフルトヴェングラーの運命だけを入れたものがあります。ご承知かもしれませんが、フルトヴェングラーの運命には9種類の録音があります。おっしゃる通り、ウィーンフィルとのスタジオ録音盤、復帰直後のライブ盤の評価が高いですね。47年ライブには2種類あって、5/25が復帰後初の演奏ですが、普通に入手できるのは5/27の方だと思います。私はこの演奏はグラモフォンとターラの2種類持っていますが、グラモフォンがマスタリング段階でノイズを除去したりピッチを修正しているのに比べ、ターラはマスタリングテープの歪みもそのままで、足踏みをして猛烈なアチェレランドを掛けるのも良く聴こえます。どちらが良いかは好みですね。
ウラニアのエロイカの新マスタリングが出たのはちょっと気になりますね。情報をありがとうございます。

投稿: maeda | 2008年10月13日 (月) 00時25分

前田さん、コメントお待ちしておりました。きっとこのネタなら前田さんが反応されるだろうと思っておりました(^_^)。
結局、まだ「運命」のほうは買っておりませんが、前田さん、そちらを購入されます? で、英雄と交換して試聴してみたりして。

投稿: 佐久間 | 2008年10月13日 (月) 17時33分

はい。運命なら、上記6種類(47年の同じ演奏2種類を含む)我が家にございます。いつでもお持ちします。一方、エロイカはウィーン・フィル盤しか持っていないので、ウラニア盤は聴いてみたいです。

投稿: maeda | 2008年10月15日 (水) 20時27分

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