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2008年7月17日 (木)

じぶん銀行の営業開始

 携帯電話が銀行の端末になっちゃうような、あるいは預金通帳が携帯電話に搭載されるような新しい銀行がスタートしましたね。auだけのサービスかと思ったら、新しい携帯ならドコモもソフトバンクも大丈夫らしいですね(ドコモならFOMAならokらしい)。
 http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/transaction/mobile_banking/non-corresponding_models/

 auの携帯電話番号で振込先を指定して、振り込んじゃうようなことができるので、auを使っている仲間同士で、飲みに行き、1人が楽天カードで支払って、1%のポイントをゲット。その1%値引分もカウントしながら、割り勘の金額を携帯電話で1円単位まで計算して、携帯電話から振り込んでもらうことが可能。じぶん銀行の間での振り込みは手数料無料のようです。三菱東京UFJ銀行に振り込んでも無料なのは、事業のパートナーだからですね。
 http://www.jibunbank.co.jp/pc/interest_and_commission/commission/
 
 これが普及すると、振り込め詐欺なんか、より簡単にできちゃいそうな気が。また、私は税理士なので、こんなことを考えちゃいました。

 相続税の調査では、「申告書に記載されていない銀行に隠し預金がないか?」なんていう観点で、調査官は、電話の側のメモ帳(よく銀行のがありますね)や部屋のカレンダー、昔ならマッチなどに注意して、申告書にない銀行や証券会社のものがあれば、その口座の探索を始める・・・なんてことをします。これからは、調査に臨むと「すみません。亡くなられた××さんは、携帯電話をお使いでしたか? じぶん銀行のアプリがないかどうか確認させてください」なんて、言うのかもしれません。「auの携帯電話は、葬儀のあとで解約しました」とか納税者が答え、「じぶん銀行のアプリと残高があれば、そのときに知らされるはずですが、そんなものはありませんでした。これが解約後の白ロムです」と、解約後の携帯電話を見せると、それでOK。

 ところが、その××さんは、ドコモにも加入していて、そこではじぶん銀行の口座を開き、多額の預金をしていた。その携帯は、今、未亡人のハンドバッグの中に・・・。さらに未亡人も知らないソフトバンクの携帯があり、それは二号さんの手元に・・・なんて。
 
 あんまり普及してくると、携帯電話のスリ・引ったくりというのが出てくるんでしょうね。電子マネーやネットバンキングのツールですから、携帯電話自体に財産価値が蓄積されることになります。やがて、本人でないと使えないように、指紋認証機能とかが携帯に搭載されるようになったりして。また、街中で、若い男の子に声をかけて、「これから、あんたの携帯に100万円振り込むから、その金を99万円、この口座に振り込んでよ」とか言われて、1万円のお小遣い欲しさにマネーロンダリングに手を貸す人がでてくるといった事件も起きるかもしれません。怖いお兄さんに言われたら、1万円のお小遣いなくても、応じちゃうかもしれません。
 
 新しい技術やサービスにより、何が起きるか。想像力は大事ですよね、きっと。

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