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2008年3月14日 (金)

日本の経済状況

 私自身も1月14日の本ブログで今年の日本経済の展望のようなことを書いていますが、日経平均株価12,241円、1ドル100円割れ、という状況を前に、「あの人の説は正しかったなぁ」と痛感している次第。以下、その人、東洋大学経済学部教授 益田安良氏が「税研」2008年1月号に寄稿した文章から、拾ってみたいと思います。

 まず、2007年度を回顧しているなかで、「景気は春過ぎから変調を来たしていて、それにサブプライムがとどめを刺した。」そして「景気は後退のとば口にあるか、既に後退期に入っているものと思われる。」と指摘しています。

 2008年については、OECD諸国が成長率を低下させるため、輸出は伸びず、円高により企業の設備投資もさすがに陰りが生じるだろうとする。さらに家計部門・公的需要にも牽引役が見当たらない。個人消費が伸びない以上、2008年度の経済成長率は、1%以下に低下すると予測しています。そして「今般の景気後退は相応に長く深いものとなる懸念がある。~まさに正念場である。」と結んでいます。

 景気の後退期には、雇用のミスマッチ、中小企業と地方経済へのダメージが生じ、邦銀の経営基盤も見かけほど磐石ではないため、地域金融機関を中心に破綻懸念が生じたり、貸し渋りが再燃する危険性が小さくないとしています。

 彼が原稿を書いていたのは、12月と想像されるが、それから3ヶ月、まさに彼の予想の通りに進行しているように思いました。これからの1年は、かなり厳しいかもしれませんね。

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