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2007年7月31日 (火)

プレジデントの介護行政の記事

 6月に「コムスンは悪いのだが」という話を書きました。
http://hsakuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_4a10.html

 そこでは、「なんで、ヘルパーさんが過酷な労働条件に放置され、コムスンもグッドウィルの派遣事業に比較してウハウハに儲かっているわけでもないわけで、となると、不正請求をしても労働条件が改善できずに正常利潤を出すだけに終わっているということで、不正請求がダメなら、この事業が成立しないということなのではないのでしょうか。」と書いてみました。

 でも、そういう視点での報道をマスコミはしないものだなぁ・・・と思っていたら、プレジデント7/30日号に「介護崩壊」というタイトルの下、介護保険行政の問題を指摘した記事が出ていました。

 たとえば、外出を必要とする介助は非常に限定されていて、A病院とB病院へ行きたい場合、A病院の診察を終えたら、たとえB病院がA病院の近所にあろうともいったん帰宅しないと不正行為になるのだそうです。また、通院は、介護タクシーを利用したときのみ1回1000円の報酬が事業者に給付され、移動時間は考慮されないのだそうな。病院へ付いてからは、病院のスタッフに任せる前提だそうで(そんな介護用のスタッフって、病院にいたっけ?)、院内介助は報酬外、診察・検査の待ち時間も算定されないそうです。
 じゃ、往路15分、病院で診察・検査・薬・会計の合計で1時間かかって、帰路に15分とすれば、というか、よくありそうな90分の通院で、事業者に1000円払われたとして、介助をしたスタッフにはいくら払われるのでしょう? 700円?800円? 時給にすると500円前後にしかなりませんが、それで労働基準法における最低賃金を下回るのですが、これで良いのでしょうかね。労働行政も厚生労働省、介護行政も厚生労働省、やっていることに矛盾があるのでは?

 そのほかにも、「介護保険は個人で加入するのに、給付のほうは、同居家族の有無で受けられるサービスに違いが出てくるのはおかしい」とか、「24時間介護は、コムスンしかできません。我々も夜中の12時までは対応していますが、深夜帯はヘルパーの労働環境や身分保障を考えるとサービスの提供は難しい」と語る介護関係者の話とか、「常勤の介護コーディネータが他の事業所へ応援に出かけることも違反になります。さらにいうと、立ち上げたばかりの事業所に他の事業所から常勤のベテランが指導に行くだけでも違反で報酬の返還を求められる」など、無茶苦茶な話が羅列されています。

 財務省(それとも国税庁?)には、汐見坂クラブという記者クラブがあります。なので、おそらく厚生労働省にもマスコミの記者が詰める場所があるのでしょう。厚生労働省の行政を根幹から叩くような記事を書いてしまうと、記者クラブに出入り禁止になったりするんじゃないですかね。だから、書かない。などと思ったりもしましたが、こんなことはないですよね。プレジデントは、こうして記事に書いたくらいだから。ということは、主要な三大新聞や全国ネットのテレビの記者は、高い給料をもらっているくせに実はバカなので、こういう現場に下りた実態としての記事を書くことができないという仮説を立ててみたりするのですが、いかがなものでしょうか。

 先日、10年ぶりくらいにお会いした経理マンの方との電話で、「久々に佐久間さんのホームページを見て、ブログも読みました。年金問題など、非常に厳しいコメントを寄せられていましたね」と言われてしまい、好き放題にバカだと思ったら「バカ」、不自然だと思ったら「異常だ」と放言してしまっている自分がちょっと恥ずかしくなりました。本来、私がバカだ異常だと書いても、世の中変わるわけはないのですよね。その仕事は、マスコミ、メディアの責務。なので、それをやらないマスコミには、厳しい態度を取らざるを得ないのです。

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2007年7月21日 (土)

マンションの売り込み

 「××グランドの小川さんという方から電話」という家人からの取り次ぎ。マンション業者のセールスじゃないかな?と思いながら、電話に出る。すると、「今、年金などが問題になっていますが、どのようにお考えでしょうか?」と来た。お、その手で来たか。今までのマンション・セールスは、開口一番「どこどこにマンションを建設しておりまして」と来るか、「節税対策にご関心はありますでしょうか?」だった。今度は、切り口が違う。で、次のように返した。

 「そうなんですよね。老後が不安なので、賃貸マンションでも買わないといけないかと思っているんですよ」
 「・・・」

一瞬の間。相手が言いたいことをこちらが言ってしまったらしい。でも、先方も気を取り直して、「実は、私ども世田谷にマンションを」と始めたところで、「いや、マンションは、買う気はありませんので」と言ったら、「あ、そうですか。」で、終了。一瞬の間の間に「からかわれているのかもしれない」と思ったのでしょうね、なかなかするどいコミュニケーション能力を持っていると感心。

 セールス電話のこういう切り口とかわし方もあるのだということで、ご紹介です。性格悪いですね、私。

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2007年7月12日 (木)

プロバイダの利用者を見る

 このブログは、ココログの上にあるわけですが、ココログでは、管理画面の中でアクセスログを分析できます。そこで、このブログを見に来てくださる方の利用されているプロバイダをチェックしてみました。

1位 ocn.ne.jp       38.8%
2位 infoweb.ne.jp   8.2%
3位 dion.ne.jp     6.1%
3位 bbtec.net      6.1%
5位 ucom.ne.jp    4.1%

 この%は、来訪者全体を100%としたときの占有率です。つまり、来訪者の4割がNTT系列のOCN、次が富士通のinfowebなので、実質はnifty。そして、KDDIのdionとヤフーBBであるbbtecが同率三位。最後がUSEN。OCNの比率がいやに高いなぁと思うのですが、自動巡回などで頻繁に来てくださる方がいらっしゃるのかもしれません。

 この結果を見ると、キャリア系が強いですね。そして、たぶん私の交友関係の影響でしょう、例外的にniftyが強い。ま、ココログもniftyなんだから、当然ですが。ということで、通信業界の今後は、やはりキャリア主導で進むのでしょう・・・と勝手な結論を導いたりするわけですが。so-netとかbiglobeとか、もうダメですかね。

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2007年7月11日 (水)

こんなのありですか?

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070711AT3S1002G10072007.html
によると、
「厚生労働省は10日、払ったはずの厚生年金保険料が企業の払い忘れや横領で「未納」となっている人にも年金を支給できるようにする特例法案を秋の臨時国会に提出する方針を固めた。保険料を納めなかった企業から2年の時効を超えて徴収できるようにし、年金支給の原資を確保する。倒産などで企業がすでに存在しない場合は旧取締役から徴収できるようにし、悪質な未納企業の責任追及も徹底する。」

 最初の疑問。企業の払い忘れや横領で未納となっている分は、年金の対象外になっていたんですか?  じゃ、倒産しちゃった会社に勤務していた人の場合、倒産までの間に滞納されていた分の保険料は、給料から天引きされていながら、年金の対象になっていなかったことになります。そういうルール、おかしいですよね。だって、自動的に給与から天引きされた以上、それがきちんと社会保険事務所に納付されたかどうかを従業員は確かめるすべがないわけで、不測の損害を受ける可能性があります。これは、憲法の生存権にも関わるおかしな制度であり、まず、この制度を遡って直すのが最初にすべきことだと思います。企業が源泉税を滞納したからって、従業員が所得税を払わなかったことになるなんていう扱いは税法にはないわけで、社会保険料も当然同じであるべきです。いまさら特例法案なんですか。で、それは何年前まで遡って適用してもらえるのでしょうね。財政状態の悪い企業や倒産してしまった企業に勤めていたがために、年金が少ない人が今もいて、あるいは昨日亡くなり、昨年亡くなった人もいるのかもしれません。

 続いて、2つ目の疑問。2年の時効を超えて徴収できるようにするって、そもそも社会保険事務所の滞納管理って、けっこう甘くて1~2ヶ月滞納しても何もないので、資金繰りの苦しい会社は、まず社会保険料を滞納し、次に消費税や源泉税を滞納します。そんなうちに倒産してしまった会社もあるでしょう。しっかり徴収業務をしていれば、たくさんの滞納にならないうちに倒産したかもしれないので、平気で滞留させておいて、倒産していたら、取締役からも徴収するなんて、自分の責任を企業に転嫁するなよ・・・と思ってしまいます。この「旧取締役」って、なんでしょうね。平取締役からもぶんどる気なのでしょうか。日本経済新聞も、きちんと確認してから記事を書きなさい。山一證券の業務廃止事件のときのことを覚えていらっしゃいますか? あの時、財務担当以外の取締役は、山一證券が業務廃止になるということを前日の役員会で知らされたわけです。取締役なんて、そんなものです。あるいはカネボウの粉飾事件でも、財務担当でない取締役は逮捕されないんです。そんな罪のない平取締役からも徴収する気で「旧取締役」と書いたのでありましょうか。

 仮に社長の意味だとしても、会社が破産すれば、オーナー社長は、セットで個人の破産も申請します。破産して、債務が消えたと思って、なんとか人生のやり直しを始めた人に厚生年金保険料を払え!って、催促するのでしょうか。

 国民の怒りを滞納していた企業に向けさせようという厚生労働省の思惑のようなものを感じずにはいられません。

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2007年7月 9日 (月)

世の中馬鹿が多い・・・私を含めて

 JR東海のエクスプレス予約で3日以上前に予約すると「ひかり」と朝6時台に発車する「のぞみ」の乗車券・特急券が割安で購入できる。逆に言えば、朝6時台の「のぞみ」はガラガラのはず。

200707070828000

 という前提の上で、7月より導入されたN700系に乗ろうということで、名古屋に泊まった翌日早起きをして、名古屋を6時50分に発車するN700系で運転される「のぞみ」に乗った。なんと満員であった。新し物好き、初物好き、電車好きな人種が土曜日朝からこんなにいるとは思わなかった。世の中、馬鹿は多いものだと思った。

 そう、私も乗っていたのだから、人のことを馬鹿と言える立場ではないのだが。

 さて、そのN700系。揺れが少なく、非常に快適でありました。グリーン車に乗れば、すべての座席にコンセントがついているし。早く、もっと車両が増えて、N700での運行される列車が増えるといいなぁと思ったのでありました。200707070830000

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2007年7月 6日 (金)

旋律が浮かばない人だったんだ

 朝食が終わり、さて、そろそろ出掛けるかな・・・という頃、家内がラジオをFM放送に切り替えた。流れてきたのは、ピアノ曲。古典派っぽいけど、なんだこれ? 以下、二人の会話。

「誰の曲?」
「ベートーヴェン?」
「でも、モーツァルトの旋律を使っているよね」
「えーっ、ここラジオ体操みたい」
「いえてる」
「ベートーヴェン作曲モーツァルトの主題による何とかみたいな曲?」

 そのとき、曲が終わり、アナウンサーの声。

チェルニー作曲、フィガロのモティーフによる華麗な幻想曲、演奏は・・・」
「ベートーヴェンじゃなくて、そのお弟子さんだったのね。」
「練習曲以外の曲、初めて聴いた」
「和声学はできても、旋律は浮かばない人だったんだね、チェルニーって。だから練習曲しか後世に残らなかったんだ。」

無神経な会話に、今頃、チェルニーは、あの世で泣いているかもしれない・・・。

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2007年7月 4日 (水)

ザッツ営業

 ザッツ営業という雑誌に原稿を書きました。
www.njh.co.jp/that/that.html#mokuji

 まだ、スタートして間がないため、年に4回の季刊誌ですが、購読者数が増えてくれば、隔月刊になるかも・・・ということで、ちょっと日本実業出版社の宣伝です。

 今回は、私は「ポイントカードがもたらす会計への影響」という記事を書きました。ポイントは、買うその場での値引と比較して2つの相違がある。第一にポイントが利用されるまでの間、お店はキャッシュを持てるので、値引よりキャッシュが回る仕組みであること。第二にポイントを失効させないできちんと使うのは、お店の常連さんだから、常連さんに厚く値引して、一見さんには値引しないという合理性があること。

 で、ポイントの失効があるから値引より高い率でのポイント付与ができることを簡単な図表で説明したりと、なかなか良くできた記事になったと自画自賛しています。書店で見かけたら、ご購入くださいませ。

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