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2007年5月16日 (水)

ひらがなにすればよい?

 先週から今週にかけて、社会福祉法人の会計監査の仕事をしてきました。身体障害者、知的障害者のための施設なんですが、いろいろな書類を見ていると、「障がい者」という字の使い方をしています。きっと「害」という漢字を使いたくなかったのかな?と想像しました(社会福祉法人がそういう使い方をしているのではなく、都や区が作ってくる文書の中で「障がい者」と使ってくるのです、念のため)。

 そういえば、PTA関連の文書では、「子供」を「子ども」と書きます。これも「供」という字が「お供」とか下位の者、従属者といった印象につながって、生徒や児童が主体になる雰囲気にならないからという心遣いかと思ったりもします。

 が、漢字を使わなければ良いというものではないし、そういう発想が「埼玉県さいたま市」だのあちこちの市町村合併の結果として誕生したひらがな市町村にもつながるんじゃないでしょうかね。余分なニュアンスを入れないために、ひらがなに逃げる。

 もちろん、○くらを目の不自由な人と置き換えるのも、私は本来は気に食わないわけで、言葉は、使う際の人の心情によって差別擁護にも一体感のある温かい言葉にも変わるんだと思います。昔、「社用車として馬鹿息子にフェラーリを買うような・・・」という文章を「不肖の息子」と置き換えた某出版社の校正担当もおりましたが、「馬鹿」も「あほ」も「たわけ」も地域的なニュアンスも含めて生きている言葉なのだからと思ったのでありました。

 などという言葉に関心があるようで、ある意味無神経ともいえるブログを書いちゃう会計士は、本来、社会福祉法人の監査なんかやっちゃいけないのかなぁ・・・。

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コメント

「社会福祉法人」「監査」というキーワードで検索したらココにたどり着きました。
わたしは施設の事務員をしていますので、顧客側ということになりますか。

「障がい者」という表記、気になりますね。
わたしの師と仰ぐ方は「知的障害」という言葉も、「精神遅滞」と戻すべきだとおっしゃっています。
言葉を変えるだけで、さも配慮しているんだと勘違いするのも逆差別のようにも感じます。

投稿: Heart さん | 2007年5月20日 (日) 11時38分

Heartさん、コメントありがとうございます。
やはり施設の運営側の方も気になるんですね、「障がい者」。
たしかに知的障害よりは、精神の成長の過程に障害があって、知的発達が遅滞しているという状態なのでしょうから、「知的遅滞」というのは正しいのかもしれませんね。
Heartさん、社福の監査について調べられているようですが、会計制度や助成金の交付の体制にもいろいろ問題があると思っています。いくつも施設の運営を任されていて、どんどん規模が大きくなるのに、本部機能が弱いのですよね、どちらも。これは、施設に助成金を配分しているからだと思うんですが、お役所の考えは簡単には変わらないわけで。

投稿: 佐久間 | 2007年5月20日 (日) 22時46分

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