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2007年2月15日 (木)

なんだ?この法律は

 衆議院のメールニュースを読んでいたら、「議案審議経過 衆法 第166回国会 2 平成十八年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案」というのが出てきた。うちの顧問先に農家はないので、こんな法律知らなかったので、興味半分、要綱を見てみた。
 
 平成十八年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案要綱
一 所得税及び法人税の臨時特例
  平成十八年度に地域水田農業推進協議会から交付される水田農業構造改革交付金等について、税制上次の軽減措置を講ずるものとすること。
1 個人が交付を受ける同交付金等については、一時所得の収入金額とみなすとともに、転作に伴う特別支出費用等は、その収入を得るために支出した金額とみなす。(第一条関係)
2 農業生産法人が交付を受ける同交付金等については、圧縮記帳の特例を設け、交付を受けた後二年以内に、事業の用に供する固定資産の取得又は改良に充てる場合には、圧縮額を損金に算入する。(第二条関係)
二 施行期日等
1 この法律は、公布の日から施行するものとすること。 (附則第一項関係)
 2 平成七年度の水田営農活性化助成補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律を廃止するものとすること。                            (附則第二項関係)

 要するに農家が交付金をもらったときに、一時所得にしていいよ。つまり、もらった額から50万円を引いて、さらに1/2を乗じた後で他の所得と合算してね・・・という税金の免除の法律ですね。

 水田農業の構造改革に何らかの経費支出をして、その支援に交付金をもらうなら、払う経費ともらう交付金でチャラだから、こんな税制は必要ありません。これは、「何にも支出しなくてももらえちゃうということだな」と思って、「水田農業構造改革交付金」というのを検索すると、こんなページが。http://www.tohoku.maff.go.jp/sr_miyagi/komekai/gaiyo/p_2.htm

 これを見ると、要するに水田で米を作らずに、他の農産物を作るように奨励するための制度のようですね。中には、「有機栽培等特別な栽培方法に取り組んだ場合、慣行栽培との減収分相当について助成する。」なんてのもありますが、「集落単位でブロックローテーション計画を作成し、麦、大豆、飼料作物等を団地化して作付けした場合、麦、大豆、飼料作物等の作付面積に応じて定額助成を行う。」なんてのは、団地化しての作付けで収穫効率が上がったりするから、それでの儲けと交付金の両取りになってます。ま、そこまで恩典をつけないと、団地化をしないのが農家というものなんでしょうか。んなもん、ワタミとか営利法人に農地を解放したら、すぐにやってくれそうなもので、ようは非効率を温存しているだけのような気がしますが。

 明日から確定申告シーズンです。納税者の意識も高まっている時期なので、ちょっと投げかけてみた次第です。良かったら、農水省および関連団体の方、そちらの立場からの趣旨説明をコメントでいただけると幸いです。私は農業における特別な事情を知らずに書いていますので。

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