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2007年1月30日 (火)

ISOって神社の御札だったんだ!

 ある専門家のメーリングリストにて。

ある方が、「素朴な疑問なのですが、不二家の問題を起こした工場は、ISOの認証を受けていたにも拘らず、何故ISO認証団体の責任を問う声が出ないのでしょうか? 監査法人の適正意見が出ていたのに粉飾決算があったら損害賠償ものですから」といったニュアンスの意見が。「つまり、ISO認証工場で作った菓子だから、安心して購入、飲食したのに、その信頼を裏切ったと。」というわけです。

 そしたら、別の方が「神社のお札を貼っておいたのに、失火で家が燃えてしまった場合と同じだからではないですか。」だって。

 ISOにしても、プライバシーマークにしても、訴訟に耐えてこそ、社会のインフラとして機能するんだと思います。公認会計士の監査証明は、それだけの機能があり、だからこそ、そのインフラとしての信頼を裏切れば、カネボウ事件のように、公認会計士は逮捕されるけど、カネボウの取締役も社長ともう1~2人しか逮捕されない。監査役も逮捕されない。当事者より重い責任を課されます。

 最近のシステム関連企業では、情報の持ち出しとかが怖いからという理由で、個人のパソコンはもちろん、携帯電話の持ち込みも許されないといった話が出ています。それじゃ、緊急時の連絡先(子供の小学校の提出資料など)に携帯電話の番号を書けないということですよね。そういう不自由に値する給与の増額があったという話は聞かないし。キヤノンとか、やってますよね、そういう制度。外注先までその規制が適用されてますが、外注費は思いっきりカット。

 ということで、ISOだ、プライバシーマークだ、個人情報保護規程だと言うけれど、まだまだ、地に足着いていない印象を持ったという次第です。

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コメント

ものぐさなので、きちんと調べていないのですが、ISOの認証は、おっしゃるような責任を担う性格のものになっていないのではないかと思います。品質保証のシステムを導入したことについて認証したということであって、そこまでISOを過信してはいけないということでしょうか。ただし、不二家の不適合管理に不備はあったことが明確であれば、認証取り消しにはなるでしょうね。

投稿: maeda | 2007年1月31日 (水) 12時15分

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