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2006年10月31日 (火)

ブラックショールズ

 この土日を潰して、昨日のかなりの時間を費やして、ブラックショールズ式による新株予約権の時価算定のExcelワークシートを作成しました。これがないと、新株予約権の発行とかの話をしていても、発行価格がブラックボックスになってしまいますので。で、ブラックショールズのことを書いてある本にも、原資産のボラティリティやリスクフリーレートの説明はなかったりしたので、そういうのをウェブサイトなどで探しながら、なんとかたどり着いたという感じです。

 これで1つ、武器が増えたなぁなんて、思ったりしています。でも、上場企業のお客さんにしか使えないのですよね。非上場企業であれば、オプションの本源的価値をオプションの時価とすることができますので。上場企業の財務部の方で、試算をご希望であれば、1回3万円くらいで引き受けちゃおうかなと思ったり。

 しかし、本などを読んでみると、また、自分でワークシートを作ってみると、ブラックショールズって、けっこういい加減な仕組みだよな・・・と思ったりしました。あくまで統計的に時価を出すだけであり、また、ヨーロピアンモデルのオプションを対象としていて、これでストックオプションの価格算定に使ってよいのだろうか?と思ったりしたのですが。

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2006年10月28日 (土)

正解はどっち?

 南山ビジネススクールの授業の中でのコラムのようなコーナーで日商の「EC実践能力検定試験」の公式テキストから問題を選んで、質問して、回答をディスカッションしました。問題はこれ。

「ネット社会では、オンラインショッピングなどを仮想空間で展開できるので、実社会と比べ大きな資金がなくても挑戦することができる」は、○か×か?

 学生は、半々に分かれました。×の学生は「オンラインショップでも在庫費用はかかるわけで、大きな資金がいらないとはいえないのではないか。また、そもそも、こういう問題は×と答えるのが常道」と答えました。非常に感情的には同感しちゃいました。

 が、一応ドロップシッピングモデルなんていう在庫も持たないネットショップもありえるわけで、リアルな店舗の資金、在庫資金なしでネットショップは開店できる以上、一応正解は「○」の方だとしました。でも、大きな資金がかからないから簡単にできます・・・的な常識に傾きたくないという気持ちもよくわかるし、この手の問題は×とするのが原則という考え方もちょっと捻りが利いているけど、社会人大学院としては、これくらいの発想があっても良いかな(^_^)と思ったのでありました。

 かつて、IBMのTVコマーシャルで、町の酒屋がネットショップをやったら、「世界中から注文が来るんだよ・・・」なんてのをやっていましたが、大嘘ですよね。英語やスペイン語で日本酒のウンチクを語るようなページをどっさり作れば、注文来るかもしれませんが、寅さんのタコ社長みたいな風貌の酒屋の親父が外国語版のページを作れるとは思えません。いや、見掛けで判断しちゃいけないんですが・・・。

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2006年10月27日 (金)

役所は間違わないという常識

 高校での必修科目の履修漏れが問題となっています。教育委員会が監督不十分だったとか言っても、教育委員会には実質機能はなくて(委員は常勤じゃないから)、担当の事務局役の県庁の人がいるんだと思うのですね。お役所の人が仕事をしていて、各高校の履修状況のチェックが行われていないわけはありません。そもそも公立高校の先生も公務員だから、法令違反を自発的にやるようなことはありえません。なのにこれだけ多くの高校で違反があったということは、「違反していいよ」という指示があったと考えるのが普通でしょう。しかも、全国の都道府県にまたがっている。それじゃ、その指示は、文部科学省が出したとしか思えないですよね。もちろん、かつて山一證券に大蔵省証券局が「多少の含み損くらい、御社の規模なら一相場あれば解消しますよね」という言い方をして、この一言で山一證券は「ヨーロッパへの飛ばしを黙認してもらえた」と解釈したように、「中高一貫の私立校に席巻されていると、公立高校の存立基盤が危うくなります」とか指示らしくない命令で各都道府県の教育委員会が右へならえで動いたに違いないと思ったりします。

 なんでこんなことになったのか。学校の週休2日制の導入も、ゆとり教育もあるんだと思います。しかし、役所は間違いはしないという前提があるから、方針の変更ができず、結果として運用の中でなんとか誤魔化すという動きになっているんではないでしょうかね。「国民の税金を使って運営している以上、間違いは許されない」って言っても、間違うんだから、その事実を認めたほうが良いような気がするんですね。

 先日、最高裁でストックオプション訴訟で、「法令や通達を変更する前に、ストックオプションを一時所得から給与所得に勝手に変更しておいて、そういう現場の変更を知らないで従来どおりの申告をした納税者に修正申告をさせるのはともかくとして、過少申告加算税まで課したのは課税庁のやりすぎである」という趣旨の判決が出ました。これだって、「よくよく研究してみると、ストックオプションは給与だね」と思ったけど、「一時所得だよ」って、内部通達を出し、法人税課長が出している本で「一時所得だ」と明記しちゃっている中で、表立って修正できなかったから、こっそり変更したところに問題の原因があるのだと思います。

 水俣病の認定とかでも認定が厳しすぎるというミスはあるし、逆に同和行政のように手厚くやりすぎて、その中で利権を生んだというミスもある。海外移民が海外棄民になってしまったドミニカの事例もある。やはり、公務員も人間だから、間違いはあります。役所は間違わないという大原則が逆に不幸を生むことが少なくないような気がします。

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2006年10月23日 (月)

久々の雨

久しぶりに雨が降ったような気がします。

で、雨が降って、駅近の事務所の利点を痛感させていただきました。一応、30mほどは離れているので、傘は差しますが、濡れる気がしないですね。

いろいろなお客さんのところへ行く際にも「駅が近いと、5~10分時間節約できるような気がする」とは思っておりましたが、雨にも強いのですね。

この事務所を決める前、不動産鑑定をしているお客さんのところの常務に「オフィスビルの評価をしていて、満室になる決め手はなんですかね」と聞いたら、「そりゃ、駅近に尽きますよ。」の一言。いや、本日、その言葉がふと思い出されました。ただ、これで近所に100円パーキングと露地駐車の月極め駐車場が確保できれば、満点なんですが。

みなさんも、オフィスを探す場合には、駅からの距離を考えましょう。

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2006年10月17日 (火)

役人根性だなぁ・・・

 今朝の日経の「私の履歴書」で行天豊雄さんがこんなことを書いていた。
「今度は、武上武弘財務官の下で副財務官として。副財務官の職階は参事官。同期が各局の総務課長になり車が付くのに、参事官は車なしである。同期の連中が『かわいそうだ』と運動してくれ、副財務官も車が付くことになった。余談ながら、役人人生でうれしかった話である。」

 車は、高い。いや、車両本体価格ではなく、役所の車には、漏れなく運転手が付いてくるので、その給与を考えると、年間300~400万円の経費となる。それだけの贅沢が同期の運動で実現すると言う役所の体質も問題。もちろん、シュルツ財務長官やシュミット独蔵相やボルカーと対等にやりあう人物の移動時間に書類も読めて、打ち合わせもできるように車が付くのは良い。じゃ、総務課長はどうなんだ?とか思ってしまう。そして、前例が恒例となって、役所の高コスト体質が定着して、今日の財政問題を招いているのではないだろうかと思う。憶測だが、今でも副財務官は車が付いているのだと思う。

 彼が告白したのは、国民の税金が役所内の運動で数百万単位で追加支出できるという事実である。彼が執筆しているときに、そういう国民の立場での発想があったであろうか?という点に大きな違和感を感じたのである。彼が日本の経済のために個人のクレジットカードまで使って活躍した話が書いてあるだけに、余計に違和感を感じたエピソードであった。

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2006年10月15日 (日)

顧問先企業から2社目の上場

 お陰さまにて今月に入って、私たちの事務所の顧客で2社目の上場企業が誕生しました。従前より会社の設立時から成長過程でのお手伝いをしながら新興市場への上場までのお手伝いや上場規模の企業に求められる会計制度やそうした会計制度を前提とした申告書作成のノウハウを持った事務所としてがんばってきたつもりですが、2社目の上場企業が誕生したことで、私たちの努力が実証されたかなとちょっと自負しております。

 今後も、上場を意識していらっしゃるお客さんがいらっしゃるので、一同がんばって良質のサービスを提供させていただければと思います。また、上場すると、M&Aを実行したり、組織の改革の中で、株式交換、合併、企業分割なども行う可能性が増えますが、こうした特殊な法律行為に関わる会計・税務についても対応できるように努力してまいります。

 ただ、中小企業の多くは、それだけの急成長を実現するビジネスモデルを持っているわけではありません。そうした普通のお客様がある意味では、会計事務所の収益の基盤を支えてくれる側面があります。急成長企業と普通の中小企業、その両方にご活用いただけることで、それぞれのお客様に貢献できるという意味があり、企業規模やビジネスモデルなどに関わらず、1社でも多くのお客様と今後もお付き合いさせていただければと思います。

 ちょっと今回は、挨拶状めいたというか広告宣伝めいた日記ですが、ご容赦のほど。こういうときに書いておかないと、書くタイミングを逸しますので(^_^;・・・。

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2006年10月 1日 (日)

引越し完了ですが・・・

 30日土曜日に引越し作業を行いました。

29日の3時過ぎから梱包担当の人が来て、書庫の書類やファイルや本を箱詰めしてくれて、我々も自分の机の周囲や引出の中を箱詰め。私は、29日の午後が名古屋へ出張だったので、28日に済ませましたが。

 30日は、朝9時からパソコンその他の箱詰め作業と運び出し作業を並行実施。NTTもやってきて、交換機を外してくれました。そして、午後にNTTに根津の新事務所で交換機を設置する・・・はずが、運送業者の見積り違いで2台のトラックに入りきらず、急遽3台目のトラックを呼び、出発が1時間遅れ。根津でNTTが配線作業を先にやっていたものの、交換機の到着が遅れて、少し手待ち時間を作らせてしまいました。いろいろ運び込んで、パソコンも繋いで、会計事務所向けソフトウェアのエッサムの営業担当も土曜出勤してくれて、LANの接続を手伝ってくれて、最後にLAN対応の会計システム全般が動くかどうかチェックし終わって19時。根津の名物串揚げ屋さんである「はん亭」で打ち上げをして、21時解散とあいなりました。

 正直なところ、無事移れてほっと一安心です。私の机の部分から作ったダンボールは、4つのうち1つしか開梱できていませんが、とりあえず仕事には入れます。

 しかし、誤算が1つ。複合機の移設について、連絡をし落としてしまったために複合機のスイッチを入れても、「お待ちください」のまま途中で動きが止まります。ファックス番号の変更の情報がないために、立ち上がれないのではないかということで、月曜日朝一番で連絡を要することになり、それまでファックスが使えません。大失敗でありました。

 もう1つ、ADSLの回線も異常に遅い。通信速度を調べたら、160kバイトとか300kという数字。47Mの通信速度のはずなのに、これまでの12MのフレッツADSLよりも格段に遅い。こちらは、本日、113に電話して、調べてもらうことに。

 ということで、ちょっと通信機器部分が片肺飛行ですが、10月2日より文京区根津で事務所が動き出します。これからもよろしくお願い申し上げます。

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